#3 自分を「好きになる」とは

こんにちは。レヴェッカです。
今回は、「自分を好き」ということについて書きたいと思います。
結論から言うと「自分を好きになる」ための努力はしなくていいと思っています。

自分のダメなところばかりが目について、嫌になっちゃうことがあります。失敗ばかりが気になって、「自己肯定感 高め方」で検索して、何にもしてないのに勝手に涙が出てきたり。私自身もそうでした。今もそんな時があります。でも、少しずつ考えが変わってきて、以前よりも落ち着いて生きられる日が増えてきました。
今日は、私が「自分」に対して考えていることを徒然なるままに書いていきます。

私が読んだ本に書かれていたことがあります。
まずは、インドのラージャスターン大学で行われた結婚の満足度についての研究です。「恋愛結婚」と「お見合い結婚」の結婚に対する満足度を比較する研究が行われました。一見、自分が恋愛して選んだ相手と結婚した方が満足度が高そうです。しかし、結婚当初は恋愛婚の方が満足度が高かったのですが、長期的な満足度では「お見合い結婚」が「恋愛結婚」を上回ったのです。本の中では結果について、「恋愛結婚」は今までのお付き合いのように今後の二人の関係もうまくいくという前提で考えていること、一方で「お見合い結婚」はうまくいくかはわからないが歩み寄る努力をしようと考えるという点から、満足度に違いが出たのではないかと書かれていました。
次に、ドイツのロイファナ大学で行われた仕事に対する情熱に関する研究です。多数の起業家へのアンケートから、ある結果が得られました。それは、仕事への情熱は、それまで注いできた努力量に比例するということです。仕事を始めたばかりの頃から自身の仕事について「これは自分の天職だ」と感じている人はほぼいなかったそうです。

この結果から、私が考えたことは「自分を大切にすることが、自分への『好き』をつくる」ということです。結婚の満足度の研究も、仕事への情熱のアンケートも満足や情熱は育てるものだという点で共通しています。それは自分に対しても同じことだと思います。自分のことを好きな人って、スムージーを飲んでいたり、趣味を楽しんでいたり、髪が綺麗だったり、、、考えてみると「自分を大切にしている」人な気がしています。つまり、自分を「好き」だから「大切にする」のではなく、「大切にする」から「好き」なのでは?という結論に至ったのです。じゃあ「自分を好きになろうとする」努力ではなく「自分を大切にする」ことをすればいいやんって考えるようになりました。それは「好きな人と会う」「苦手なことは人と協力してやってみる」だったり「挨拶をする」「素直な気持ちを伝える」ことなのかと思っています。また、「相手を褒める」「クリーンな食事をする」「規則正しい生活をする」ことも「自分を大切にする」ことになると思います。
このように「育てる情熱」のことを心理学的に、「グロウス・パッション」というそうです。「グロウス・パッション」を持つ人は、さまざまなことに対して面白味を見つけることができます。

余談にはなりますが、花壇がある場所はポイ捨てが起こりにくいという話があります。逆に、整備されていない場所や既にゴミが落ちている場所ではポイ捨てが起こりやすいそうです。これは「大事にされているものは大事に扱おうとする」という心理によるものだそうです。(ある種のme too 運動?)確かに「これ、宝物なんだ!」というものを渡されたら「大切に扱おう」と思いますよね。それと同じように、自分を大事に扱うことで周りからも大事にされるのではないかと思います。


私自身も、「グロウス・パッション」でいろんなことにワクワクしながら、自分を大切にしたいと思っています。私が意識している考え方が、今苦しくて悲しい思いをしている誰かにとって、10ゴールドの薬草ぐらいの力になってくれることを願っています。読んでいただきありがとうございました。

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