見出し画像

LetterMeは「自分時間定期便」

使う人に合わせて、それぞれのストーリーが生まれる「LetterMe」。毎月1回LetterMeユーザーさんへイタビューを行い、そこで伺ったお話を記事にしてお届けしています。第34回目の今回は、PR職でキャリアを重ね、現在はIT企業で広報業務に従事されている、LetterMe利用歴2年1カ月のあやさんにお話をお伺いしました。


▼LetterMeを始めたきっかけを教えて下さい

 仕事で参加したイベントでLetterMe代表の西村さんにお会いした時に初めて「LetterMe」を知りました。私自身、小さい頃から様々な人に手紙を書く習慣があったため「手紙」というキーワードが気になったのと、「自分と向き合う」というテーマを大事にしていた時期でもあり、とても特別な出会いのように感じました。
 そこからLetterMeを始めて、スタートの月に書いたLetterMeカードには「自分史上最高の幸せを感じていられるように、2022年6月に私はLetterMeと出会ったのだと思います」、そう書いてありました。仕事や食事、娯楽、SNSなど、時間を使う先はいろいろある中で、自分で自分の幸せを感じられる状態を得るためにLetterMeの時間を使おうと、そんな想いで始めました。

※LetterMeスタート月と、12か月目に届く「LetterMeポストカード」

▼LetterMeを始めて、感じたことはありますか?

 LetterMeを始めた頃はコロナ禍で、これまでのようにはうまく未来が描けなくなり、働き方がフルリモートなこともあいまって日々があまり変わり映えせず鬱々とする…そんな時期でした。でもLetterMeがあることで、1カ月後の自分へと視点が広がり、毎日大きな変化がなくても、1カ月後には梅雨が明けてとか、クリスマスがきてとか、少し先の未来イメージが持てるようになったことで変わり映えのない日常が少し開けて見えた感覚がありました。
 こんな取材をお受けして言うのも気がひけますが、今日時点で私は、自分に手紙を書くという時間を提供してくれるLetterMeをまだまだ十分に使いきれていないと感じています。翌月の自分へバトンを渡す、という意味では、ストレートに来月の自分へメッセージを綴ることが一番効果的なのではないかと思っていても、毎回いいメッセージにはなりません。職業柄、普段から文章を書くことが多いこともあり「なんだこの文章は?!」と思うような出来になることもしばしば。それでも3回に1回くらいは良いこと(過去の自分からエールが届いている感がある)が書けている気がする、そんな感じです。笑
 そんな私ですが、手紙を書く中で手紙から気付かされたことが何度かあります。たとえばこの2年の間にしばらく休んでいたクラシックバレエを再開したのですが、クラシックバレエを始める前の手紙には「進化を実感したいけど、停滞感しか感じない」、そんなことをよく書いていました。ところが再開後は、レッスンを重ねるごとに自分の成長・進化を感じるように。それが毎月の手紙の中で目に見えて感じられるようになり、今月これができたなら来月はここまで行きたい、誕生日までにはこうなって、桜が咲くまでにはこうなっていたい、そんなふうにポジティブな感じが出てくるようになりました。毎月定点で先月の自分からの課題と期待を受け取るかのような。

 そんな中、去年舞台出演の機会が訪れました。私は長年のブランクがあることを気にして、出演するかどうかを悩み、先生や周囲にも「仕事が忙しいから」など適当な理由を述べていた気がします。ところがLetterMeの時間に手紙を書くうちに気づいたらペンが「もう一度舞台に立ちたい!」と書いていたんですよね。こういう体験は初めてで、とても驚きました。この時初めて、自分の心がペンと繋がっている気がしました。同時に、心で思っていることと、行動との間に「頭」があってそこで阻んでいることがたくさんあるに違いない、とも気付かされました。私にとってバレエはかけがえのない存在で、今、もう一度舞台に立たせてあげたい!と、自分が自分で無意識に未来の自分のために手紙の中で想いを可視化してくれたような気がします。
 それから1年後のLetterMeカードを振り返ると、1年前の当時の自分に向けて「舞台に立ちたいと思った心を大切に実現します!」と書いています。これを書いたことすらこの取材を受けるまで忘れていましたけど。心の奥にある思いを導き出し、それを実現したことで、自分からの思いのバトンを引き継いで今ここにいることを改めて感じました。毎回こんな体験があるわけではありませんが、LetterMeを通して、自分の心にストレートに向き合えた、ひとつの糧になっています。

※毎月PCの下に飾っている、LetterMeカード

▼LetterMeを続ける中でどんな効果を感じますか?

 これまでの私の人生は、「なりたい未来」から逆算してそこに向かって進む、そんな感覚でした。「30歳のタイミングでこうなるために、20代前半ではこうする」というように、常に数年先の未来を描いてそれに向かって頑張ってきたのです。
 自分の未来を描くことは楽しくて、学生時代は、今振り返ると恥ずかしいと感じるようなことも素直にたくさんノートに書き出していました。例えて言うなら、アラブの石油王と結婚してお金持ちになる!とか、そんな感じの、壮大なこと。それくらい何にでもなれると思っていました。
 もちろん今でも何にでもなれるし、心の奥にもやりたいことがあるのかもしれないけれど、若い頃に比べるとそれは「大ごと」ではなく、そんなに希望溢れるものでもないような気がして、気が付くとノートに思いを綴ることから遠ざかっていました。大人になればなるほど、経験値は上がりますし、自ら積極的に新しい領域へ飛び込まない限り、相対的に刺激は少なくなって、その分、日常が大きくなっていくのだと捉えています。それはそれで素敵なことだと思います。ただ私は刺激が好きな性格なので、そこは年齢が上がるにつれ自己矛盾を感じることも多々あります。
 でもそんな風に少し落ち着いた時に、自分と向き合わないという選択か、少しでも自分に向き合って何かに気づくかもしれない、見いだせるかもしれない時間を作るのとでは、そこに大きな分岐点があるような気がしています。なんの分岐点かは今は知る由もありませんが。自分と向き合うことで、「頭」で考えていることと「心」で思っていること、その境に気づく機会が得られるように感じます。自分の「頭」は「心」を無視するほどに偉そうに佇んでいいのか?そんなことをこの2年、LetterMeに試されているのかもしれません。

※小さいころに家族がラベルにいろいろ書いて貼ってくれてたビデオテープの存在とリンクして、「LetterMe1年生、2年生」と書いてみたLetterBoxのカバー

▼LetterMeはどんな存在ですか?

 LetterMeは私にとって、「自分時間定期便」です。手紙というより、時間が届くという感覚が強くあります。紙とペンがあれば自分でも出来ることではあるけれど、自分のための時間が届く、それを未来に置いておく、というところがLetterMeの価値だと感じます。ヘアサロンやネイルサロンの予約や健康診断の予約をとっておく、それに似ていますね
 また、毎回こんな素敵な立派な便箋で自分に向けて手紙を書いている、そのこと自体が、自分を大切に扱えている感覚となり、どんなモノを贈るよりも、自分に向けての本当の贈り物なのかもしれないなと感じます。まさにLetterMeは、自分が自分のために贈る「自分時間定期便」です。

※お気に入りの切手のシールで自分仕様にアレンジした「LetterBox」

編集後記

 LetterMeとの出会いや、どんな想いでLetterMeを利用してくださっているのか、バレエの舞台出演に繋がった際のエピソード、そしてたくさんのLetterMeのお写真を通して、まだまだ「LetterMe」を十分に活用できている実感はないとお話をされていましたが、あやさんがLetterMeの時間を大切に活用してくださっていることがとても感じられるインタビューでした。
 そして、大人になるほど、頭で考えていることと、心で思っていることの違いが、意識しないと大きくなってしまうのかもしれないなと私自身も改めて感じました。その差をなくしていくための時間としても、毎月1回のLetterMeを楽しみながら活用して頂ければと思います。素敵なお話をお聞かせ頂きありがとうございました!

LetterMe

【LetterMeサービスサイト】

【LetterMe体験会開催中】

【これまでの「LetterMeとわたし」】インタビュー記事一覧

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?