発話者は光、言葉は影
こちらは対象そのものについて語っているし、対象そのものについて語り合っていると思っていたし、対象そのものについて語り合うことにお互い暗黙の合意があった思っていたところ、実は相手は対象そのものではなく対象の周囲だとか対象に付随する歴史や文脈、またそれらから連想される元の対象とは無関係な全く別の対象(しかも結局それらの対象の周囲の!)の話をしていた。
私は沈黙するしかなかった。
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