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異世界と甦り 本の紹介です


異世界のんびり農家

若い人に進められて「異世界のんびり農家」を読みました。4巻まで読みましたが、14巻まで発刊されています。
現世界では不遇で命を落とした主人公(男性)が神様から能力と武器を渡されて、異世界で農家をしたいと思って活動する話。
多様性というか、ヒトは少なく、亜人、魔人、不思議な生物がたくさん出ています。主人公はある意味無敵なので、平和な世界です。

町をつくる過程が学べると思います。畑から始まり仲間ができて、ルールを作り…
みんなの気持ちを一つにしようと主人公がまつりを計画するけどそれぞれの族の祭りへの概念が違って、うまくいかないところが面白かったです(スポーツ大会的なものはうまく行く)
一方、どの族も一致するのはお酒への興味、おいしいものへのあこがれです。納得!
食は文化、そしてコミュニケーションですね。

『能力』の生きづらささをほぐす

もう一冊の甦りの方は
子供が小さくて癌死した母親が、戻って来て成長過程の子供たちと社会の課題を話し合うという「『能力』の生きづらささをほぐす」勅使河原真衣さんの著書です。
本の執筆を伴走した磯野真穂さんからのおススメで読みました。

他者の評価に振り回される、ある時は能力上位と言われ、うまく行かなくなると駄目な奴、空気を読まない奴と評価されて、悩む若者(甦り母の息子)。
他者評価は客観的と思われがちです。実はそうでもなく、コンサルタントだった母は、○○力の落とし穴を説きつつ、社会の評価の落とし穴にため息するというストーリー仕立ての自己啓発本というか人生の進み方を教えてくれる本です。作品中、時々入る親子らしいもぐもぐタイムが癒しになります。

4月からの新社会人、大学生になる方におすすめ、むしろその両親にもおすすめです。そして、新しい年度からリーダーになる人にも読んでほしい。
なんと評価されても、自分を認めてくれるお母さんを失った子供たちへ、天国の母から来た母は寄り添います。子供たちが自ら考えることで、母自身も良く死ねるのです。

今回はコミックと本、死後の世界からお伝えしました。




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