医者になった時にしたこと、やめたこと

医学生の方が来年の就職について、悩んでいる時期ですので参考にならない私の経験を書きます。


まだ昭和でバブルのころの卒業です。

大学を卒業して、医者になった時、
やめたこと、始めたこと3つ

1 研修病院の近くに引っ越し

2 給料のために新しい口座を開く(懐かしい三和銀行)

3 My Birdhdayの購読をやめた


1  研修病院近くに引っ越し

研修病院は母校だったので、通えた(都内50分くらいの通学でした)のですが、医局長の『近くに住まなければ十分な研修はできない』風の発言あり。
素直だった私は新宿区に引っ越しました。
研修病院から徒歩3分、当直が続くときは走って着替えだけ取りに帰った事もありました。
結局1年しか住まなかったけれど、その後、同級生がその部屋に住んだりもした。

いわれたらその通りにする、
この感覚、幼いですよね。子供でした。

2  給料のために新しい口座を開く

学生時代は親がお小遣いを振り込んでくれる口座を使っていました。
実は6年間かけて、少しづつ貯めたお金があったのです。
学生にしてはかなり高額。節約家でした。
それなのに、卒業して、口座を見たらゼロになっていた。
父が全部引き落としていました。
文句を言ったら、俺の金だと言われて、悔しかった。
そこで、新たに口座をつくりました。
この口座に私の自立への起点があります。
その後は転勤も多く、当時はなぜか病院ごとに地方の銀行の口座を開くことになります。
長い間かけて、講座が増えて、それを現在は整理中です。
余談になりますが、私の口座の経歴は大きく言えば、日本の銀行界の経過でもあります。
当時の都市銀行だけでも
協和銀行→埼玉協和銀行→あさひ銀行→りそな銀行
三和銀行→UFJ銀行→東京三菱U F J銀行
北海道拓殖銀行はなくなりました

3 My Birthday 

ご存じでしょうか?『My Birthday 』星占い、スピリチュアルの雑誌でした。
ロマンティックなイラストが美しく、まつざきあけみさんのイラスト大好きでした。

卒業間近になり、友人から
医者になったらマイバースデイとプチコミック、ぶーけは読んではダメよ、と言われ、あ〜医者として働くということは大人になることなんだ。と思ったバカモノです。
My Birthday の星占いやあなたはどのタイプ?という心理判断から、今日のラッキーポイントは水色の入ったハンカチという記事まで楽しく読んでいたのに。
その後、仕事が始まると読む暇もなくいましたが、ぶーけもマイバースデイも休刊になったんですね。

なので、学生時代を過ごした、茗荷谷の駅の近くを通ると、協和銀行のはいっていた建物に入りたくなり、当時住んでいた小石川植物園前の道路では歩きたくなり、マイバースデイのイラストを今になって懐かしんでいるわけです。

医師として働くことになる、6年生の皆さん
医師として過ごすことは学生時代とは違うと、勉強に励まれているでしょう。
それから35年経つとこんなことが思い出になっていると、思うと少し気が楽になりますか?それとも、あきれ果てる?

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