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再び帰って来たジェーン・エア

11月の末に骨折で入院した母(90歳)が本日退院して来ました。
骨折で入院したのが、腹膜炎になり、脱水、パーキンソン症状と進み、腎不全からの意識障害。
自宅退院で看取りたい希望があり、病院にお願いすると看取りの状態ではないと延期され、それでもお願いして何とか本日退院。

なぜか、姉はすごく元気になったと喜んでいましたが、私は病院へ感謝の言葉は言えませんでした。

ほとんど目を開けることなく、発語もほとんどなく眠り続けている母。
おしっこの管にはほとんど尿は出ていません。
時折、ニッコリしたり目を開ける様子に家族は一喜一憂。
まるで、生まれたばかりの赤ちゃんの仕草に喜んでいる親のようです。

昨年の3月に脳卒中の入院から自宅へ戻った母は8ヶ月間、自宅で楽しい穏やかな日を過ごしました。
介護は尽くせたと満足感はありますが、今回の入院は母にとっても家族にとっても辛い経験でした。
具合が悪くなっているのは歳のせいと思われてか、十分な対応をして貰えずに、入院が継続して意識がなくなってからの治療となりました。

今は自宅で少しでも長く穏やかな日を過ごして欲しいと思っています。

ジェーンエアの老後はどうだったのでしょうか?
真実の愛を見つけたジェーンは年上の夫ロチェスターが衰えていくのを見守っていたのかもしれません。

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