見出し画像

noteだれに読んでほしいですか?

ドクター志保です。
医師でありながら、今回の母の入院の顛末では全く力になれませんでした。
母が衰弱していくのを見ているだけでした。

今回の入院で今の病院のシステムについていくつかの疑問がでてきました。
「こんなにダメなんだ」「ひどいことをされた」と思う気持ちはあります。
その感情を私のコーチにぶつけました。
ところが、私のコーチ(私はもう2年間継続しているコーチがいます)は「今回のことをだれに伝えたいですか?」と質問しました。
私が担当してくださった医師や医療スタッフに恨みを言いたいのでしょうか?

病院というシステムを賢く利用する

考えてみると私はこれから病院を利用する患者さんやその家族に「病院のシステムの賢い利用法」を伝えたいのです。
病院のシステムは完璧なものではありません。ヒトが行うことですから。
何かおかしいと思ったときに、その気づきを聞いてくれるところが必要です。

医療機関のスタッフへ
患者の様子の変化については病棟スタッフが気づくかもしれないし、たまに面会した親族が気が付くこともあるのです。
家族の場合、それをすべて、キーパーソンでないからとシャットアウトしないでほしい。
医療側も患者さん側もお互いに意見が言える、疑問点が話し合えるようになってほしいのです。

患者さん、家族の方へ
疑問があったら、医療スタッフに聞いてみましょう。たとえあなたがキーパーソンでなくても、その様子を確認しない医療スタッフは失格です。
もし可能でしたら、より具体的に、
例。父は自宅にいたときよりもろれつが回りません、
  先週よりも会話に無関心でぼんやりしています。
やつれて見えたら、ご飯は食べれていますか?

患者さんのために声をあげる

もちろん私のように、
娘かわからないのでお答えできません(電話の時)
具合が悪いかどうかはキーパーソンでないから答えられません(届け物をしたとき)
と言われて気持ちがひるむかもしれません。
患者さんのためと思って声をあげてください。
患者さんのためを思って声をあげなければならないのは家族だけではありません。
私はかつて病院の管理職だった時に、看護師から「患者さんが具合が悪いことを報告すると○○医師は大きな声で怒る、だからどうしても報告が遅れてしまう」と相談されたことがあります。
その時は「患者さんのためと思って怒られても報告してください、医師が行動するまで続けてください。どうしても、動かなければ院長に診療部長に相談してください」と答えました。

忙しい医療スタッフは業務に追われてつい決まっていることをしているだけという思考に陥りがちです。

今日はここまで。
私の経験を恨みではなく建設的なアウトプットに変えてくれたコーチに感謝です。



この記事が参加している募集

noteの書き方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?