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医師のキャリアは経験x特性


オンライン勉強会で先日聴いたものは地域連携と医師の働き方についてでした。
特にM先生の働き方2.0はオンライン勉強会では珍しい話題で興味深く拝聴しました。

医師だけではなく各医療職に多様な働き方がでてきています。
私のように地方の医師不足のエリアにいると旧来からの大学に残るエリートコースが当然のように考えられています。
多様性を求める方はきっと、この地から飛びだって行ったのでしょう。

19年間在職した病院を退職した時に「私はかじりついてでも定年まで頑張る」と話した同僚がいました。今も変わらずに仕事しています。
ただ、病院も変わってきている中で少し取り残され感があるように感じています。
伝統ある病院でこれですから、民間の病院の働き方が変わっていくのは時代の流れです。

M先生による若い医師向けの昨日の講演から私が学んだことは

  1. 自分の得意を探す

  2. 与えられた仕事はやってみる

  3. 人生長い

キャリアの掛け算で代替のないヒトになる
というとまとめすぎでしょうか

M先生は、Xが炎上した話をしてくださいました。たまたま人生うまく行った女性医師からのアドバイスなんか聞きたくないと炎上したとのこと。
これだけ自分の意見を話せる方は炎上上等でしょう。

何が人生でうまく行っているかの判断はその時々で変わります。
特に女性医師の場合キャリアと家庭が交差して評価される。
ママさん医師の活躍がエールを送られた時代がありました。
研修医の医師に焦点が当たった時代もありました。

私たちが研修医の時は早く一人前になりたいと、狭い領域で第1人者を目指す人が多かったと思います。
現在は、医師以外のキャリアを兼ね備えた医師の時代が来ています。
生活環境に翻弄されて私中途半端かもしれないと悩む医師に、今こそチャンス。翻弄された経験を仕事と結び付けて、社会に役立てるのはいかがでしょうか。

これは、夫の郷里でだれも知らないところで子育てを終え、現在たくさんの仲間に囲まれている私から若い医師へのエールです。



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