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痙縮 知られない脳卒中後遺症

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退院した時が一番良かったと言わないで。脳卒中には時間がたってから現れる症状「痙縮」があります。手足が退院した時より動かしにくいと感じる方へ、新しい治療法や効果的なリハビリテーショ… もっと読む
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記事一覧

地域医療連携と痙縮

こんにちは、リハビリテーション科専門医でコーチの豊岡志保です。 先日痙縮の講演会に参加し…

高次脳機能障がい者の『家族支援と家族会』講演会やります。

第17回山形県高次脳機能障がい者リハビリテーション講習会 (損保協会助成事業) 12月2日土曜日…

脳卒中の後遺症「痙縮」知られざる後遺症(1)

脳卒中の後遺症の一つ『痙縮」はあまり知られていない症状です。 その症状と対応について書き…

脳卒中の後遺症「痙縮」患者さんの気持ち(2)

今回は脳卒中の患者さんが退院後自宅で過ごす時の気持ちについて書きます。 皆さん苦しい思い…

脳卒中の後遺症「痙縮」ストレッチしてみましょう(3)

1,2で書いてきて 脳卒中で自宅に帰ってからがつらくなる症状があると知っていただけたでしょ…

脳卒中の後遺症「痙縮」ボツリヌス治療(4)

前回は痙縮の治療、ストレッチについてお話ししました。 今回は注射による治療について書きま…

脳卒中の後遺症「痙縮」ボツリヌス治療とリハビリテーション(5)

今日はボツリヌス治療と一緒にすると効果のあるリハビリテーションについて書きます。 痙縮の強い筋肉に対してボツリヌス治療をした後、ストレッチが有効です。 一部の患者さんは歩く練習が大好き。 せっかく注射の治療をしたのですから、前後にアキレス腱のストレッチを加えてくださいとおススメします。 でも、ボツリヌス治療後歩きやすくなると、ストレッチが控えめになってしまう傾向があります。 ストレッチは時間がかかるし、地味な訓練です。 一生懸命な方に限ってものすごく勢いをつけてアキレス腱を

脳卒中の後遺症「痙縮」ボツリヌス療法、継続とデザインが成功の秘訣(最終回)

「ボツリヌス治療は一回では終わらない」 「継続とデザインが必要」 について書きます。 ボツ…