📝生成AIでブログ記事なんて作っちゃいかんよ📝

こんにちは。スクイズと申します。普段はしがないサラリーマンをしており、０歳と４歳の子どもがいる二児の父です👨
ここでは普段から様々な最新技術やコンテンツにまつわる情報を集めていきながら、サラリーマンからの脱却を目指して、先行者利益のゲットを目標に日々精進している様子をお届けします💪

生成AIは文章生成に特化したAIのため、指示が的確であれば大量のブログ記事を作れます。副業ブログで稼ぎたい人としてはありがたい話ですね。
ただ、果たしてそれで良いのかね…？というお話です。

１．キーワード検索からダイレクト検索へ

ブログでは、Google検索で引っ掛かりやすいよう、適切なキーワードを選定しながら執筆をします。
生成AIでは、「このキーワードで記事を生成して」と指示すれば、その通りの記事を量産させることは可能でしょう。

たとえば「副業」について検索する人は、恐らく「2023年」「オススメ」などといった第２検索ワードを入力してきます。
そんな人に合わせて、タイトルを設定するワケですね。
『「2023、オススメ、副業」という言葉を入れたタイトルをつけて』と指示すれば、生成AIはきっと良いタイトルをつけてくれるでしょう。

従来のキーワード検索（いちおうPRにならないよう黒塗りしました）

しかし、今後ＡＩが前提となるGoogle検索では「2023年にオススメの副業は何？」というように、直接誰かに質問するかのような文章で検索します。
すると検索結果よりも「上」に、生成AIで出力された文章が表示されます。

既にGoogleでAIの設定を行えば、実際に答えてくれるようになっています。
(2023年現在、試験運用中)

AIに質問するダイレクト検索(Google)

こちらではGoogleが開発した生成AI「Bard」が使用されています。
生成結果では、どこのサイトを学習して出力したかまで表示されます。
Googleはこの検索のことを、「生成 AI による検索体験 」を略して「SGE」（Search Generative Experience）という名称で展開しています。

ちなみにGoogleではなく、Bingという検索エンジンの方が先にこの機能を実装しました。そのためBingの方でも同様に検索できます。BingはMicrosoft社が開発しており、MicrosoftはChatGPTでお馴染みのOpenAI社に出資しているため、ChatGPTを使用して生成しています。

AIに質問するダイレクト検索(Bing)

さて、これらの流れから、今後は「調べれば分かる情報」や「生成AIで生成した文章」をブログで書いたところで、検索時に生成AIによる結果が先に表示されてしまうので、わざわざアクセスされなくなります。

オリジナリティ性の無い記事は、生成AIの学習のネタにされて、はいおしまい。ブログで稼ぐことが、ますます厳しい時代になってきそうですね。

２．今後のブログは「人間味」がテーマに

さて、生成AIが猛威を振るい、今後ブログは誰からも見られなくなる…と言われると、別にそういうワケではありません。
生成AIはあくまで「学習」をしているだけであって、「体験」をしていないのです。

例えば、ある病気にかかったとき、その病気について検索するとしましょう。ChatGPT(GPT-4)であれば、医師国家試験をクリアできるレベルの精度を持つため、症状や治療内容を教えてくれるかもしれません。
しかし、その病気により壮絶な日々を送っている人や、生活で困ったことなどは、実際に体験している人のブログでしか情報が得られません。

仮に、生成AIが体験ブログを学習元にして「私はこんな大変な思いをしました！」と出力したとて、「いや、機械のクセに何を言うとんねん！」と参考にする人はいないでしょう。

その他にも、食事をした時のレビュー、観光したときの体験、映画を見て感動した話などといった、「人」が「人」の意見を見たい場合は、生成AIの結果出力を見る人はいません。そこに活路はありそうですね。

ちなみに、私のnoteでは「自分で勉強したことを整理している」「新たに学習する人の一助となれば良いな」ということで、文章に対しては生成AIを用いません。画像ではメッチャ使ってますが。

３．まとめ

今回の記事はあくまで、「生成した文章をそのまま使用しちゃダメよ？」というお話でした。
もちろん、生成AIを使用しないともったいない場面もあります。
誤字脱字・文章校閲・記事構成・テーマの発案など、自身のブログを修正したり、彩ったりするには使える技術です。
（まぁ、誤字脱字があっても、かわいいもんじゃないですか？それはそれで人間味があるブログになりそうです。）

生成AIは、適切な使用法を考えて、便利に賢く使っていきましょう！
生成AIで量産された、毒にも薬にもならないブログが増えませんように…。