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(更新中)自分の部屋を整えるために買ったもの

あまりにも自分の部屋に対して無頓着だなという自覚はあった。一人暮らしを始めたのは大学に進学したときだが、そのときはお金もそんなになかったので池袋のニトリで必要なものを適当に揃えた。結果として当然ながら統一感も何もない部屋が生まれたが、わたしはインテリアに興味がないので、そんな雑然とした部屋でも特に思うことなく過ごしていた。インテリアに統一性はなく、本棚には情報セキュリティマネジメントの国際規格本とBL漫画が隣あって並んでいるので「あまりにも節操がなさすぎる」と友達に怒られたりした。

コロナ禍のステイホームムーブと、転職してリモートワークが増えたことから、もうちょっと自分の部屋を整えてもよいかもしれないと思い始めた。学生時代や前職で働いていた頃は家は朝起きて夜寝るだけの箱だったので、自分の部屋のインテリアに意識が向くことがなかった。生活に支障がない程度に片付いており、動線上にモノが配置されていて無駄な動きをせずに済む部屋であるならばなんでもよかった。部屋の機能性を意識することはあっても、美しさを気にすることはなかったのだ。しかし、ステイホームと在宅ワークで自分の部屋にいる時間が長くなったことによって、自分の部屋をもっと美しく整えたいと思うようになった。

わたしはミニマリスト気質ではないので、モノを減らす方向で部屋の調和を整えることにはあまり興味が湧かなかった。一人暮らしの賃貸の部屋はそう広くない。広くない部屋にミニマリズムを持ち込むと牢屋のようになる。牢屋のような部屋ではなくもっとあたたかみのある部屋に住みたい。

ということで、ここ2年ほどせっせとインテリアグッズを買い集めている。

フェルメール「真珠の耳飾りの少女」レプリカ

いちばん好きな絵画だ。古今東西あらゆる絵画、学生のときに美術の授業で見たもの、これまでの人生でせっせと通った国内外の美術館に展示されていた絵画の中で最も好きな絵画のひとつが、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」だ。ちなみに同率1位でボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」も好きだが、あれを部屋に置くとあまりにもサイゼリヤになるためやめた。
部屋にはまず絵を主役に据えて、絵の雰囲気に合う小物を置くと全体の調和が取れる、とある本で読んだことから絵画(のレプリカ)を買った。絵があるとそれだけで部屋が映えるからいい。

真鍮の卓上鏡

「真珠の耳飾りの少女」は17世紀の絵なので、絵の雰囲気に合わせた小物を買うなら17世紀っぽさがあるものを、ということになる。実際に17世紀に使われていたもの縛りにすると現代人としての生活が危うくなるので、あくまで「ぽい」もの、である。というわけで17世紀の住居にあってもおかしくない真鍮の卓上鏡を買った。真鍮は安いのでいい。アンティーク風味の凝ったデザインのこの鏡も2,000円くらいだったと思う。
ところで部屋にはできるだけ鏡を置くようにしている。一人暮らしを始めたときからわたしの住まいには必ず姿見がある。姿見で全身の調和を確認してからでないと外出する気にならない。今回は姿見の他の鏡として卓上鏡をインテリアとして買い足した。
鏡を置くと部屋が早く見える。西洋の宮殿にはよく鏡の間があるが、鏡には部屋を広く見せる効果がある。
ついでにふとした瞬間に自分の姿が目に入るので、姿勢を正したり、乱れた髪を直したりもできる。

デュランスのラベンダーディフューザー

デュランスはフランスのアロマカンパニーである。
わたしはラベンダーの香りが好きなので、ラベンダーのアロマディフューザーを部屋に置くことにしている。ラベンダーにはリラックス作用があり、適応障害となり蕁麻疹が頻発していた時にはラベンダーの香りがよく効いた。
アロマディフューザーにはいろいろな種類があるが、フレグランスブーケ(スティックに香りを染み込ませて部屋に広げるもの)がわたしは気に入っている。機械式のアロマディフューザーよりも味がある。

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