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雪国だからこそ・・・✨
私は今、雪国に住んでいます。
越してきて20年以上経ちますが、まだ、雪には慣れません。
ひとたび降ると、あらゆる予定が狂います。
しかも、色んな意味で危険です。
でも、そんな雪国だからこその感動に出会えると、最近気づくようになっています。
先日、雪の道中で、車がスタックしてしまいました。
まいったなぁ・・・
そうしたら、どこからともなく二人の男性がやってきて、タイヤ下の雪を必死にかいてくれました。
一人は年配の方で、ひたすら黙々と雪を除け、もう一人は手でジェスチャーをしながら、「こっちにこう進めばきっと行けますよ。押してあげますから」と言ってくださる。
その方のおっしゃる通り、車は走りだし・・・去り際に「お気を付けて」と一声かけられました。
その四つ角では、車がスタックしたのを何度か見かけ、私も手助けしたことがあります。
でも、自分が助けられる番になり、改めて、「助け合い」のありがたさを心から感じました。
あの二人は、神様が使わしてくれた天使じゃないの?とまで思いました。
感動しながら車を走らせると、雪山の間から、美しい日の出が・・・
お天道様を、これほど嬉しく、またこれほど美しく感じるなんて。
嬉しくてありがたくて、鼻水と涙を流しながら出勤しました。
その日は、車は会社に置いて帰ろうかと思い、母に電話で様子を聞くと、
「両隣さんが雪かきしてくれたんだよ。だから、家の前に雪はないよ。車で帰っておいで」
と言います。あの大量の、しかも重くて硬い雪をかいてしまったとは、到底信じ難かったのですが・・・
実際、両隣と私の家の前は、綺麗に除雪されていました。
改めて、大感激しながら、その足で感謝を伝えに行きました。
雪山に登る太陽も、雪国に住む人たちの優しさも、本当に素晴らしくて・・・
私が雪国に越してきた理由があるとするなら、きっとこういうことを学ぶためだったのかな・・・などと思う昨今です。
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