⑨人は一人では生きられない

入院までの道のりは、神様仏様だけでなく、人様のありがたさも深く感じた日々でした。

私の夫は、数年前からずっと私の通院に付き添ってくれていました。

父母に話した時は、悪いものはしっかりと取りなさい、と後押ししてくれました。手術が決まってからは、遠方に住む義母も、電話でずっと励ましてくれていました。

そして、母が友人知人に相談するうちに、多くの女性が婦人科系の手術を経験していることが分かってきました。

経験談を聞けば聞くほど、なるほどね、割によくある病気なんだ・・・と、落ち着いていきました。

それから、職場の皆さんの対応もミラクルで、あれだけ人手不足の中で、私が安心して休める態勢を整えてくれました。

病気の時は当たり前、という声が聞こえてきそうですが、この件を通して、今まで自分が一人で生きているように勘違いしていることを知りました。しみじみ、私は周囲の人に支えられて生きているんだなぁと感じたのでした。

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