MILK IN THE AIR/今泉力哉監督作品

心地よい無音の映画。
まどろんだり、おやつをもぐもぐしたり、腕の中で撫でられたり、
愛されている飼い犬の映像。


ぼんやりと眺めているとこちら側まで胸が温かくなる。
そして眠くなってしまう。
うとうとしている眠そうな犬を眺めながら。

ラストシーンの、ソファで眠りこける少年は
やはり犬になっていたんだろうか。
少年が観た夢だったのだろうか。

無音とまどろみが心地よく絡み合って
うっとりと気持ちいい映像でした。





ところで、「THE AIR」はどんな意味なんだろう?
なんでTHEがついてるんだろう?

と思い、調べてみたら、
「(電波に乗った)大気、(テレビなどの)放送」
との意味があるそうな。

眠るのって、まどろみって、
宙に浮くように気持ちいいからかな、
とか
ただひたすら無音の中、まどろむ犬の映像を流すことにより
自分が犬になったような感覚に陥ってほしいのかな、とか
観終わった後で色々考えました。


5分間と短い映画なので、気軽に観られます。
気軽にトリップできます。



今泉監督、素敵な映画をありがとう。
この息苦しさを少しでも忘れる瞬間をくださったことに
心から感謝します。


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