人付き合いが苦手な息子くんの近況

私の次男は１６才ですが、学校に行かず、家にいます。
何をしているかというと･･･オンラインゲームしてます笑

基礎学力がないこと

団体行動が難しくて、
小学２年生から支援学級に所属していました。
それでも小学校の間は、
普通学級と行き来をしながら、
お友だちが迎えに来てくれたり、
一緒に行動してくれたりしながら、
なんとか、学校に通えました。
中学校はコロナ休校以来、通わなくなりました。

そのころのことを１６才になった今、思い返して息子は言います。
「勉強しなくてもいいって言われたから、
まったく勉強してないもんな･･･」と少々後悔気味？

そうなんです、
支援学級に所属してしまうと、勉強をするというよりも、
遊びにいくという感じになってしまって、
基礎的な学力が身についていません。
本人がいやがって、できなくて、やれなかったように私は思うのですが、
本人は、今となってはちょっと違う印象のようです。
できなかったのではなく、やらせてもらえなかった、みたいな印象。

というのも、高卒認定の話をしてからかな～と思います。
実は、次男の兄、長男が、高校生活に慣れなくて、
中退しようとして、
高校２年生の夏に高卒認定を受けたのです。
そのときの問題集が残っていて、それを見たら、
さーーーーーーっぱりわからないという状態。

ああ、そうかぁ。
私はその高卒認定の問題集を見ると、
ほぼどの科目も１００点が取れそうですが、
それは「基礎学力」があってこそ。
私が常識と思っている義務教育課程を修了して、
大学受験のためにトレーニングを重ねたからなのでしょう。

小学校に行って勉強をしていなかった次男には、
文字すら読むことがやっとなのかもしれません。

だからとって、私から勉強を教えてもらいたいわけではないようです。
とりあえず、漢字ドリルを買って、
１ページ１００円で少しずつ、
忘れては思いだし、しながら漢字を書いて、
私からお小遣いをせしめています。

オンラインゲームに課金するんですって。

動機はなんであれ、ま、いっか。

ボランティア作業してます

週に１回、私が休みの日曜日に、
とあるNPO団体の方にお願いして、頼み込んで、
作業をさせてもらっています。
紙を切ったり、貼ったり、折ったり、印刷したり、
会議室を掃除したり。
１時間半くらい、
私とやいやい言いながら作業をさせてもらっています。

私が次男を連れて突然押しかけ、
この子に作業をさせてください、私も手伝いますから。
とお願いして、引き受けてくださった方に本当に感謝しています。

見た目はとっても強面なんですが、
毎週、普通に次男に声をかけてくれます。
次男は自閉症スペクトラムという診断名がついていて、
人見知りで、
人付き合いが苦手なのですが、
数ヶ月たって、その方に返事ができるようになりました。
感想を言ってみたり、文章というより単語ですが、
何回かのやりとりができるようになりました。
最後は、次男が沈黙して終わりますが、私は感動しています。

「いつかは、お母さん抜きで一人で作業しような！」
と言ってくれましたが、まだそれは実現していません。
平日に、一人で移動して、
作業できるようになったらいいのになぁと思いつつ、
できないまま半年経ちました。

退職までにやりたいこと

私は今、市役所で働いていますが、
いつか、こういう方に仕事をしてもらえるように、
市役所の中で働きかけたいと思っています。
仕事はしんどいですが、
それが叶うまで、
絶対に６０才までやめません('-'*)

ま、生活費も稼がないといけませんしね。

庭のブラックベリー、収穫は次男の担当。