見出し画像

明るい方向を向くこと

松田青子さんの「持続可能な魂の利用」を読んだ。

雑誌でもよく取り上げられてて、一大ブームになったキムジヨンのような感じかなと、何となく後に回していた。けれど、読んでみたらやっぱり松田青子さん。心が震える作品だった。

初の長編ということで、柚木麻子さんを思わせるような、物語の展開がある。フェミニスト、という括りはあまり好きでないけれど、同世代の彼女らの本には勇気づけられる。まいってしまうような現代社会、日本社会に対して、被害者意識にとらわれてしまうのではなく、明るく知的に、時に団結して立ち向かう。

こんな本が続々出ていることが、とても嬉しい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?