『シガテラ』でギャルを演じた三浦理奈、オフでも“欲望には素直“な姿勢「食べることが大好き。ラーメンも大盛りが基本です(笑)」
4月7日よりテレビ東京系にて放送中のTVドラマ『シガテラ』。『行け!稲中卓球部』をはじめ、『ヒミズ』『ヒメアノ~ル』など、数々の人気作品を生み出してきた漫画家・古谷実による、累計発行部数200万部にのぼる漫画の実写化で、“非日常”を描いた青春サスペンス劇となっている。
この注目作に出演しているのが、京阪電鉄旅客誘致キャンペーンのイメージキャラクター「8代目おけいはん」にも選ばれた三浦理奈。主人公で、いじめられっ子の荻野優介(醍醐虎汰朗)の恋人となるヒロイン・南雲ゆみ(関水渚)の親友・田島あいこを演じる。いわゆる「ギャル」のキャラクターで、彼女がこれまで演じてきたような寡黙な人物とは異なる。新境地を開拓している現在の心境を聞いた。
■『シガテラ』で切り拓いた自らの新境地
「原作を読んで、最初は『コメディなのかな?』『バイクの話なのかな?』って、明るい気持ちで読んでいったら、重たいシーンがたくさん出てきてびっくりしました(笑)」
タイトルの『シガテラ』は、「食中毒」の総称。さえない日々をおくる主人公が、少しずつ日々を充実させていく中で、徐々に周囲で不穏な動きが立ち上る。その中でも田島あいこは、物語において数少ない“良心”のひとりだ。
「荻野くんと、(南雲)ゆみの仲を取り持つキューピッド役で、原作はそばかすが目立つ子なんですが、それとは全然違う、化粧が濃いギャル。口調も結構強くて、巻き舌とか、やったことがない役で、監督と『もうちょっとこうしよう』と、ご意見をいただきながら試行錯誤していきました」
ヒロインの関水渚とは、3月に放送された『#who am I』でも共演。その際は「姉妹」の関係だったが、今回は「親友」。年齢も、事務所の先輩でもある関水と、どう距離を詰めていったのか。
「田島あいこはグイグイいく子なんですけど、さすがに『私からはちょっと失礼かな……』と思って、なかなか距離を縮めることができませんでした。そしたら、関水さんのほうから、『いっぱい内緒の話しようね』って、優しく寄り添ってくださって。そのおかげで本番で友達役を演じやすかったです」
■次は野球の始球式にチャレンジしたい
関西では、「おけいはん」の知名度は高く、その縁で、大阪府枚方市に本拠地を置くバレーボールチーム「パナソニック・パンサーズ」の始球式にも挑戦した。
「サーブをやらせていただきました。これまで、バレーボールは高校の授業ぐらいでしかやったことがなかったので、最初コートを見たときは、『めっちゃ遠い!』って驚きました(笑)。事前に友達と公園で練習してはいたのですが、当日の練習で変な方向に飛んでしまって…。それからだんだんと真ん中に落ちるようになっていって、なんとか成功しました。本番では周りに選手の方がいたので、すごく緊張しました……」
もともとは、中学校で陸上部に入っていたというスポーツ少女。バレーボールの仕事を機会に、ほかの種目の仕事依頼も考えられそうだ。
「野球の始球式をやってみたいです!私、なぜかキャッチボールが好きで、マウンドに立つことに憧れがあるんです。もっと練習して、腕なんてどうなってもいいぐらいのつもりで、良いボールを投げたいです」
■「胃袋」に忠実な生活はいまだ実施中
今年1月にもインタビューを実施したが、その時語ってくれた趣味への熱は、まだまだ衰えていないようだ。
「相変わらず、韓国グルメにはハマっています。ちょうどこの前も新大久保に行ってきて、食べ歩きをしてきました。トッポギとウインナーが串に交互に刺さってる……なんていう名前か忘れちゃいました(※「ソトック」という名称)。あと、パンの中に、チーズと蜂蜜入った“美味しいやつ”を食べました(笑)。基本、『食べて終わり!』っていう感じです」
BTS、ENHYPENなど、カルチャーから韓国に興味を持つ人が多い中、一貫して「食」にこだわる彼女。オフの日も、まさにそれを体現している。
「暇があれば、もえあずさんとか、大食いをしている方の動画を見たり、料理を作ってらっしゃる動画を見たりしています。私も、最近胃袋が広がってきたと思っていて、大食いに挑戦してみたい気持ちがあります。ラーメンが大好きで、毎回大盛りにするし、普通に何杯かは食べられそうな気がしています!」
【リーズンルッカ’s EYE】三浦理奈を深く知るためのQ&A
Q.いま一番の「ハマりごと」は?
A.TikTokは相変わらず見ているんですが、とくに『人の一日のルーティン』を見ることが好きです。私は『タコワサ』さんの投稿をよく見ていて、若い夫婦の生活の様子が映っているんですが、家から帰ってきたら、ご飯が作られていて……みたいな、そんな幸せそうな様子に癒やされます
<編集後記>
期間で言えば、2ヶ月ぶりと短いスパンで行われたインタビューだけあり、屈託のない笑顔、食への“強めな”興味など(話を聞いているときにも何回かお腹が鳴っていた)、変わっていない箇所はいくつかあった。ただ、『シガテラ』で見せてくれた演技の幅、「三浦さんってこんな役もできるんだ!」という驚きは、日々時間とともに進化していることを証明してくれる。今年、ぜひ彼女自身ものぞんでいる「アクション」の演技も見てみたい。その際は、「食」を控える必要があるだろうが……。
<マネージャー談>
8代目おけいはんとして京阪電鉄さんのイベントにたくさん参加させていただき、今までにない経験をさせていただいています。「シガテラ」では初のギャル役。戸惑うことも多いですが持ち前の負けず嫌いと、周りの方への感謝の気持ちで日々乗り越えていってくれています。ラストティーンにして大成長です!
京都で行ったラーメン屋さんが本当に美味しくて、その後も何度かプライベートでも足を運んだそうです。本当に美味しそうにご飯を食べるので、癒されます。ラーメン関連のお仕事も増えるといいなとワクワクしております。
今後とも三浦理奈の応援を何卒よろしくお願いいたします!
<撮影の様子はこちら!>
取材・文/東田俊介
写真/松井綾音
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