見出し画像

『ブギウギ』で朝ドラ初出演&初写真集で魅力大爆裂!10代残り僅かの吉柳咲良がイメージをぶち壊す

「イメージをぶち壊す1年にしたい」。力のこもった声と強い眼差しで20代への抱負を口にするのは、今年4月に20歳を迎える吉柳咲良。大人へと向かうカウントダウンの針が落とされる中、朝ドラ初出演&自身初の写真集発売と10代最後の日々を悔いなく過ごしている。「ぶち壊す!」と臨戦態勢に入りながら。

■念願の朝ドラデビュー!

話題の朝ドラ『ブギウギ』出演回が始まった。演じるのは若手人気歌手・水城アユミ。スズ子(趣里)をリスペクトしながらも、ライバル歌手になっていく重要な役どころだ。

吉柳にとって念願の初朝ドラ。これまでオーディションに挑んでは涙を呑んでいただけに喜びもひとしおだ。「オファーをいただいたときは本当にビックリしました。まさか自分が出られるなんて思わなかったし、しかもとても重要な役で(笑)。凄く嬉しかったです」と声を弾ませる。

■『ブギウギ』座長・趣里のエール

憧れの朝ドラ現場。緊張しないわけがない。「撮影の合間は前室というところで皆さんと待機しているのですが、最初はどこにいてどこに座るべきなのかわからなくて居場所に困りました」と照れ笑い。そんな迷いネコ状態の吉柳に手を差し伸べてくれたのが、座長の趣里だった。

「撮影でお会いするたびに毎回話しかけてくださって、お話をさせてもらう中で『咲良はそのままの咲良でいた方が絶対に面白い。そのままの咲良が私は良いと思うよ』と言ってくださったりして」と感謝しきり。

吉柳は趣里にこう伝えたという。「今年は世間のイメージをぶち壊す1年にしたいんです」と。「吉柳咲良とはこういう人間だ、という固定概念に縛られたくない。世間が私に抱くイメージとは違う姿をどんどん出していきたい。今年は『こんな一面もあるの!?』という姿を沢山出して色々と面白がってもらいたい」。

そんな激熱な胸の内を曝け出せたのも、趣里の広い懐があってこそだ。「趣里さんだったら本音を話しても大丈夫だと思わせてくれるような抱擁感があって。凄く会話がしやすく、変な遠慮もすぐになくなりました。私が演じる水城アユミは物怖じしないキャラクター。趣里さんとの関係性は役柄にも活きました。遠慮せずにできるような空気感を趣里さんが作ってくれたからこそ、私の役柄も成立したような気がします」と感謝しきりだ。

■子供から大人へと変わりゆく吉柳の魅力が大爆裂『Only』

劇中では、ある楽曲もパフォーマンスした。「歌唱シーンの撮影時の細かいことはあまり覚えていません。まさにパッションのみで歌って動いて暴れ狂っていると思います。曲の最後のアップショットは、『絶対に負けないぞ!』という気持ちを前面に出したので、朝ドラで見せられるような顔ではないと思います(笑)」と自らの限界をぶち壊したという。

10代目ピーターパンとして約6年間ステージを駆け巡ってきた経験も活きた。「歌唱シーンは何度やっても一切疲れませんでした。物怖じも迷うこともなく全力でパフォーマンスが出来ました。舞台に立つことに慣れる力を得たのは『ピーターパン』の経験があったからこそです」と胸を張る。

3月22日に発売されるファースト写真集『Only』では、少女からの脱皮を図るかのように、表紙の段階で色気あふれる吉柳が大爆裂。「お父さんが買えるかどうかが心配」と吉柳は笑うが「こんな引き出しがあるんだ!?というギャップこそ面白いと思うので、私としては抵抗感ゼロ。超楽しんで撮影地・台湾を満喫した一冊になりました。限りなく素に近い私をお見せするのは挑戦ではありますが、『Only』はファンの方に向けたラブレターだと思っているので、取り繕った私ではなくて飾らない私をお見せしたかった。遠くではなくちょっと近くにいてほしいという私のメッセージを受け取ってもらえたら」と期待を込める。

4月22日に20歳を迎えるが、10代のうちにやり残したことはないという。『ピーターパン』を卒業したこともあり「友達と海に行ったりお祭りにいったり、『ピーターパン』時代にはできなかった夏ならではの思い出を去年ギュッと凝縮してすべてコンプリートさせていただきました。夏はたくさん遊んで楽しんだので、10代への悔いはありません」と声を弾ませる。

準備万端で迎える大人への仲間入り。「私にとって20歳になるというのは、自己責任に変わる瞬間でもあると思っています。大人が守ってくれた状況から離れて自由を手に入れることにもなりますが、大人の責任と自覚を持って、与えられた自由を楽しみたいです」と襟を正している。

【リーズンルッカ’s EYE】吉柳咲良を深く知るためのQ&A

Q.一人カラオケがルーティンになっているそうですね。

A.私は暇さえあれば「歌いたい!」と思ってしまう人間。今は舞台の稽古が入っているので我慢をしていますが、歌うことが何よりも生きがいだと思っていて、音楽に触れている時間が一番幸せ。歌うことに対する熱意は凄まじいと思います。一人カラオケ歴は小学校まで遡りますから(笑)。

Q.歌う際のコツなどあるのでしょうか?

A.カラオケでは自分の歌声を録音して、それを聴き直して感情のニュアンスやピッチ、音程のズレなどの改善点を見つけて、次に歌う時はそこを調整して歌えるまで練習します。納得いくまで同じ曲を連続で15回歌うのは当たり前。かつそれをいかに楽しんで出来るかというのも重要。これは歌が本当に好きだからこそできるんだろうなと思います。

Q.こだわって歌うという習慣は、歌唱力を求められる役を演じる上で役立ちそうですね!

A.役として歌う時に、本番一発でどれだけのクオリティで表現できるのかはとても重要です。カラオケで普段から自分の歌唱を細かく分析するというこだわりは、今の仕事にいい形で活かされていると感じます。

<編集後記>

情報解禁の都合もあってインタビューに記すことは出来なかったが、吉柳にとっての念願のビックプロジェクトが近々発表される予定。YouTubeチャンネルを立ち上げて、カラオケで培った歌唱力を披露するなど、今後の期待も目白押しだ。「イメージをぶち壊す1年にしたい」。単なる言葉で終わらせることなく、有言実行に移しつつある吉柳の2024年の、そして二十歳の1年はかなり面白いことになりそうだ。

<マネージャー談>

「ブギウギ」の歌唱シーンは、撮影前から歌のレッスンを重ねて本番に挑みました。本番はモニター越しに観ていたこちらも思わず息を呑むほどの爆発力でした。是非たくさんの方に観ていただきたいシーンです!

<撮影の様子はこちら!>

プロフィール
吉柳咲良(きりゅう さくら)
2004年4月22日生まれ、栃木県出身。第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン PURE GIRL 2016でグランプリを受賞。2017年ミュージカル「ピーターパン」で10代目ピーターパンを演じて主演デビュー。2019年アニメ映画「天気の子」に、ヒロイン・天野陽菜の弟・凪役で出演。同年9月公開の「初恋ロスタイム」でスクリーンデビュー。関西テレビ・フジテレビ「青のSP-学校内警察・嶋田隆平-」、NHK「ここは今から倫理です。」、EX「未来への10カウント」、「星降る夜に」、フジテレビ「リズム」、アニメ映画「かがみの孤城」などに出演。2024年映画「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」も公開中。
Instagram
Twitter
Youtube



取材・文/石井隼人
カメラマン/是永日和

スタイリスト/齋藤愛奈

衣装協力/arche、IMMEZ、OSEWAYA、Third Movement、Showkey、SHOPPERLAND、badress

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?