mstdn.jpが来月末に終了するニュースを聞いて。

最初に: Mastodonの鯖のことを開発側ではサーバーと表記しています。しかし、Misskeyでは開発側はインスタンスと表記しています。本記事においては、すべてサーバーの単位をインスタンスと表記を統合しております。ご了承ください。

あと推敲ほとんどしてないから文章おかしいかもしれないけど許してください!!!!!!!!!!!!!!!!!

以下本文↓

2020年5月25日にこんなニュースが。

このmstdn.jpの閉鎖はYahoo!ニュースやTwitterのトレンドにも上がったほどです。何故なら国内のMastodonインスタンスにおいて一番規模が大きいところですから。もしかしたらこの記事をお読みになっている人の中にも、名前は知っている、登録したけどTwitterに戻った、現在進行形で使っているなどとさまざまな人が居ると思います。私自身はmstdn.jpには登録したことはなく、主にMisskeyというActivityPubに対応したマイクロブログ型SNSで活動しているユーザーです。しかしmstdn.jpのユーザーをリモートフォローしている身からすれば全くの無関係とは言えないわけです。
前置きが長くなりましたが、今回は私個人の感想を書き綴ったものです。

jpに居る大量のユーザーの受け皿となるものは無い

これが個人的に厄介な問題だと思っています。アクティブユーザーは約数万人が居る鯖が閉鎖となったのです。分散型SNS(以後、Fediverseと表記)の特性上、ユーザーは別のインスタンスに移動すればまた投稿ができるでしょう。しかし、この大量のユーザーの受け皿となるインスタンスはあるのでしょうか?おそらく無いと思われます。よってユーザーは「みんなで一つのインスタンスへ引っ越し!」では無く、Fediverseにあるインスタンスへ散らばる必要性が出てきたのです。

Fediverseにおいては理想的な状態であると言えるかも

しかしこれは悪いことでは無いと思いますね。分散型SNSと称されるからには、ユーザーが一つのインスタンスに集中している状態はあまりよろしくは無いと思います。本来の「分散」型SNSの形と言えるのではないでしょうか。

現実問題として

しかし今回の件は簡単な話ではありません。それぞれのインスタンスの管理者(以後、鯖缶と表記)は、このユーザーの流れにどう対処していくのかがカギとなります。人が集まりすぎて今のスペックだとまともに動かせなくなった場合、鯖缶にはスペックの増強が求められます。もちろんですが、スペックの増強というのは結構出費がかさみます。基本的に個人で運営しているインスタンスがほとんどです。この出費は結構な痛手となって襲ってくるでしょう。

前提として

はっきり言ってjpのアクティブユーザーは癖が強すぎて、他のインスタンスのTLの雰囲気に馴染めるのかも懸念している点です。これに関しては、jpではないインスタンスからのユーザーが元々居たインスタンスのユーザーと衝突して一方が去るという事例を何度も見たので、いつかは絶対どこかのインスタンスで発生すると思います…

長くなりましたが

Fediverseに普段からいる身からすると閉鎖そのものにも驚きましたが、そこから起こりうるであろう問題が想起されてしまってちょっとげんなりしてしまったという感想です。あと勘違いしないでもらいたいのは、「Mastodonのサービス自体は終了はしない」という点です。そもそもMastodonは日本発じゃないしね。

最後に

この件でFediverseに興味を持ったみなさまへ。
一度足を踏み入れて分散型SNSというものの空気を実感してほしいと思ってはいますが、私が観測しうる範囲内ではありますが、MastodonやMisskeyにはTwitter嫌いのユーザーが多いのであまりTwitterのノリを持ち込まないでくださいませ。特に売名行為は嫌われるか、ネタにされるかのほぼどっちかです。かくいう私もTwitterは嫌いなんでね。

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