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映画「福田村事件」から色々考える

関東大震災から100年。
たった100年前の、日本で起きた、恐ろしい事件。

森達也監督は本当にすごいなぁ。

福田村事件から
いろんなことを考える。

被差別部落の話や
それこそ、現代にも大きく残る
朝鮮人、韓国人、アジアの人々へのヘイトクライム

福田村事件の映画予告編を見た時に
すぐに思い出したのは
大阪「人類館事件」だった。

これは日本人に対して、琉球人が差別だと訴えた話だけれど
その時言ったのが、「台湾やアイヌと一緒にするな」だった。

差別は差別を生む。
差別を受けたものは、そのさらに弱気を探し、差別する。
私はウチナーンチュ(琉球人)として、
私たち側の加害性を忘れてはいけない事件であると思っている。

そして、福田村事件も。
殺されたのが「日本人」であったから問題なのではなく、
その前に朝鮮人がたくさん同じように殺されている。

根拠もないところで。

そして、方言の話や被差別部落の話。
「日本人」同士で起きた日本人同士の話ではなく、
もっともっと深いところまで話を進めることができると
そのきっかけをくれただけでも、とても良い映画のように思う。

こういう社会的な作品を、死ぬまでに一度は残したいなぁ。
また映画に、関わることができるといいな。


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