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去年の私が書いていたという記録はあるけれど(記憶はすべて夢)

こんにちはインターネット インターネットに接続しています… インターネットに接続しています… ターネットに接続しています…イン ネットに接続しています…インター トに接続しています…インターネッ 接続しています…インターネットに 生命の根源的なところに触れる わたし がわたしであり わたしであることをたらしめるところ 接続する つながる 1つになる 流動的であたたかくて ふわふわしている つめたいのか あたたかいのか それは わたしの線引 面と面で触れた稜線が空気を破って

    • ぼくへ。ぼくは私ですか?

      • 余白の無い絵

        余白の無い絵とは何だろう キャンバスを切り分けるという動作を繰り返し続け、それらのすべてにすべての色を塗れば、余白の無い絵ができると考えた それは真っ黒に近くて、宇宙のようなものであるが、限りなく近づいてみれば銀河が視え、星団や星雲も確認できるであろうと思う もし、切り分ける動作・色を塗る動作 が無限に繰り返されるとすると、なにが起こるだろうか ほんとうに真っ黒よりも真っ黒になる。そうなると一色として認識され、真っ黒という余白になる。 この思考実験は、宇宙を外側から知

        • よだかの星

          夏の昼 夏休みのぼくは、弁慶縞で包まれた銀河鉄道の夜の表紙に一目惚れをしてしまった。夜空の川のような青に、整然と並ぶ乳白色がとても美しく、薄い木の皮のようなやさしい手触りの表紙を撫でる。  小学生のぼくは、こんなに美しいものを手に持てることがうれしくてしょうがなかった。まだ本を開けてもないのに、飛び上がってお菓子の袋かなんかを切って円いしおりを作った。(高校生になった今でもこのしおりが挟まっているが、どうやって作ったのかわからない。円く切った白い画用紙がのり付けされていて

        去年の私が書いていたという記録はあるけれど(記憶はすべて夢)

          日記

          朝におきたって言えるくらいの昼時に身体をおこしたが、春の眠気とゆううつで15時までこれといったことはできなかった。このままではすべてが壊れる気がして、砂漠の水をしぼりだすように動かした指先で機械のボタンに触れた。機械は咳払いみたいな電子ノイズを鳴らしてすぐにお皿を差し出した。ちょうどCDが入る大きさのお皿なので、新鮮なディスクを装ってやるとぴったりで美しくて、すこし見とれていたら機械はすぐに飲みこんでしまった。電子的な咀嚼音を数秒だけ鳴らせばすぐに部屋を音楽の景色と光でいっぱ

          sui

          スイ 対岸のプールサイドのスイ*¹がすわりこんでてクラ*²がクロールで会いに行く夢だった (*1 薄く赤く光る肌の天使。青くも光る。) (*2 ぼくのこと。) ボゴボゴ苦しみながら25m泳ぎ 対岸に到着した スイには目も合わせずにまた岸に向かって泳ぎはじめたしスイはずっとやけにプラスチックみたいなプールサイドの地面を見つめてた すこし悲しそうだった 岸に到着した また対岸へ泳ぐ クロールでは苦しいので 知ってる泳ぎを駆使してなんとか対岸に到着した ゴボゴボという音だけが耳を