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【フランス留学】ゴリゴリの、その外へ。

フランスに到着して約3週間。
初めての海外、初めてのヨーロッパなもので、私は知らぬ土地に降り立った宇宙人状態。

言葉も、人も、食べ物もそうだけど、何より街の風景が日本とは全く違う。これになかなか慣れない。なぜか。

そう、何もかもがゴリゴリなのである。
ゴリゴリ、すなわち、石畳の道、ゴシック様式の建物、噴水に至るまで、「私たち(中世のオジサンたち)が作りました!」という感じがひしひしと伝わってくるのだ。

高校の教科書で日本と西洋の庭園の比較をしている評論文を読んだのを覚えているんだけれど、まさにそれだなあと。人間が自然を支配しようとしているのが目に見えて伝わってくるような…。ヨーロッパらしくて、それはそれでカッコいいんだけどね!

夏休みにちょっぴり旅をして、やっぱり日本の自然が身近にある町はいいよなー、などと思っていたので、カクカクした街の中にいることに少し息苦しさを感じる。

日本の自然が身近にある町。通称はイナカ。

ということで、いい場所を探しに散歩に出ることに。

まずは、駅の裏にある公園(庭園?)へ。

"La nature est ici." Vraiment?
象さん。
お花。
葉っぱ。
リスが沢山いた木たち。
彼の笑顔がいささか挑発的に見えるのは私だけだろうか。
何でしょうこれは!
近くの雑貨店ではもう一面クリスマスコーナーでした。

一通り歩いてもまだまだ元気が余っていたので、少し離れた葡萄畑を目指して歩いてみることに。

曇り空だけど暑かった。
緑のトンネル。
大きな湖発見。カヌーやってた。
シブいお車とお家。
楽しくなってきたぞ。
要らない本を寄付するポスト。ひよこの絵がイイね。
ずんずん進んでいく。坂道が辛くて軽い気持ちで来たことを後悔する。
こんなところに出た。
おおっ!葡萄畑。広い広い。

街中に比べると格段に空が広く見えるようになった。気持ちがいい。
葡萄畑はこんなにも規模が大きいのね。きっと、郊外に行けばもっと広いのだろう。

つまみ食いをするのを必死に堪える。(多分酸っぱい)

葡萄畑の側を歩いて坂を下ってくる。途中ハイキングをしているご夫婦と犬を散歩しているムシューにすれ違い、ごあいさつ。

自然遊歩道みたいなものだったのかな。
人里に降りてきた模様で。
遠くに畑が見える。少し富良野を思い出す。
仲良く並んだお家。空が見える窓、イイねー。
高速道路の入り口が見える。
こちらも仲良しこよしで。
下って下って。(ヒザが…)
湖まで戻って来た。鴨に餌をあげるおじいさん。
ふたりと1匹でお散歩。
雨が降ってきたぞ。
公園で遊ぶおじいさま方を横目に歩く。

往復で4時間ほど歩いた末、ようやく街中に戻って来た。
ふくらはぎもヒザも悲鳴をあげている。

ちょうど戻った時、街の一番大きな通りで1000m競争のイベントをやっていた!
道路が雨でツルツルなのでヒヤヒヤしつつしばし観戦。

みんなアレーアレー!叫んでる。
お孫さんが走ってるのかな。

という感じで、土曜日の午後は少し自然に浸ることができたいい時間だった。

いよいよ課題が溜まって来ているので消化しなければ。
考え事が止まず4時まで寝れなかった昨日。授業で突然プレゼンを当てられ、ちょっと凹みつつカレー(シャバシャバ&お肉抜きだったけど)を作って元気になり、ノートを書いている今日現在は深夜0時54分。やれやれ。


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