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M1 MacBook Pro 14" 何に使っているのかな?(2023.11.22)

はじめに

私はM1 MacBook Pro 14" を持っている。
メモリ16GB、SSD 512GBのいわゆる吊るしモデルである。

主な使い道は以下の通りである。

+ プログラミング(Python)
+ 画像作成・加工(純正Preview、純正Freeform、PowerPoint)
+ 技術文書作成(TeX主体、必要に応じてWord)
+ メール送受信(純正Mail)
+ 投稿用文書作成・投稿(noteなど)

この程度の作業であれば「Airでもいいんでないの?」といわれれば、おそらくそうであろう。
Proのほうがよい理由は、CPU性能というよりは、端子類の豊富さにある。SDカードリーダーは今のところ使っていないが、Thunderbolt端子x3とHDMI端子のお陰で、快適に使えている。AirのThunderbolt端子x2、それも片側のみというのでは、かなり使い勝手が悪くなってしまう。

今回は、ハード的な話はおいておいて、先に述べた私の主な使い道について、紹介したいと思う。

何のプログラムを作ってるの?

私はIT系でない設計技術者であるということは前に紹介している。仕事上多くの計算を行うが、最近の若い人たちは、Excelの性能が向上していることもあり、多くのことをExcelのみでこなしてしまうようだが、私はExcelはどうも好きになれないので、Excelの使用は、例えば、表形式データの入力など、自分として必要最小限にとどめている。その代わりに、数値計算や作図などは、プログラム言語でこなすようにしている。プログラム言語も色々使ってきたが、今はPython に落ち着いている。Pythonの便利なところは、ベクトル演算ができる、ライブラリが豊富、計算から作図までPythonひとつで多くのことをこなすことができる、という点であろうか。
なお、直接仕事に使う計算や作図に加えて、これらを整形するツール、例えば、pdfを結合する、画像の余白を削除する、などの作業も、Pythonプログラムでこなしている。ネットで調べてアレンジして実際に使えるようにする作業は、めんどくせーと思うときもあるが、それなりに楽しい。
Pythonの使い方としては、IDE(統合環境)は使わず、手持ちのテキストエディタでプログラムを入力し、Terminalで走らせている。

画像作成・加工って何やってるの?

報告書類など技術文書には、何かと説明用画像が必要となる。設計図を切り取って説明を加えたりする作業である。このような作業は、Apple純正Previewでやってしまう。他にも色々と便利なアプリはあると思うのだが、使い方を覚えるのも大変なので、機能は少ないが、容易に使えるPreviewを活用している、というところである。
また、説明用のいわゆるポンチ絵が必要になることもある。これを作成するにはPowerPointが適していると思っている。最近はApple純正Freeform(日本語名フリーボード)も使っている。
フローチャートのようなものを作るときもあるが、これらはいわゆるExcel方眼紙を活用して作っている。ただし数式が入る場合にはPythonの作図機能matplotlibで作る。
私の場合、ExcelやPowerPointは積極的に多用することはないが、よく考えられているツールだと思う。なければないで他の方法を使うが、それを使うほうが楽なのであればもちろん使う。ちなみに私は「好きではない」といいながら、Microsoft 365を年間課金して使っている。

技術文書作成にTeXをつかうのはめんどうでない? Wordは使わないの?

MS-DOSからWindowsの初期は、当時の名作「一太郎」をワープロソフトとして使っていたが、Windows98くらいのとき?に会社がWordを使うように強制してきた。このためWordを使うようになったのだが、どうも思うように動いてくれない。Wordを使いこなす方々は「そんなの設定を変えればいいじゃん」とおっしゃるのだろうが、どこをいじればいいのかを調べるのも大変だし面倒である。またそのころWordの数式エディタもまともに使えたかどうか。。。ということで後輩から「TeXというのがあって数式を書くのにとっても便利ですよ」と教えてもらい、TeXを使うようになった。本来プログラミングには抵抗はなかったので、テキストを打ち込んでコンパイルする方式も素直に馴染めた。それ以来、私的な技術文書(技術的な勉強ノート)や報告書のドラフトにはTeXを使うことが多くなった。
自分が感じているTeXの面倒なところは、

+ インストールが煩雑
+ テキストからpdfを作成するまでにコマンドを打つ手間がかかる
+ 文書テキストと一緒に画像ファイルを同じディレクトリに入れて保存する必要がある

という程度であり、メリットのほうがデメリットに勝っていると思う。TeXの便利なところは

+ Wordのようにデフォルトでのおせっかい機能はない。基本的に文書整形プログラムなので、思ったようにいかなければ全て自分の命令が悪いということで納得できる。
+ 原文書がテキストベースなのでファイルが壊れて開くことができないという不具合の可能性が圧倒的に少ない
+ 数式入力が圧倒的に楽である
+ コンパイル方式なので、挿入画像の差し替えが圧倒的に楽である。同じファイル名で画像を差し替えれば再コンパイルで自動的に画像が更新される。Wordで挿入画像の変更を行う面倒くささと比べればメリットは計り知れない。
+ 大きな数表を計算プログラムから直接入力できる。Wordでも同じことはできるが、Wordを制御するプログラムを作ること自体が面倒である。
+ ファイル形式での文書挿入が楽にできる。Wordでもできるかもしれないが、めんどくさそう。

ということであろうか。
TeXもPython同様、統合環境は用いず、テキストファイルで原文書を作成し、Terminalでコンパイル、pdfファイルを作成して保存している。
Pdfにしてあれば、iPadで読み込んで修正コメントやメモを書き込むにも便利である。

なお、Wordを使うのは、紙1〜2枚の文書の場合あるいは、提出用報告書の清書程度である。TeXの文書をWordに変換するのに手間がかかるのは事実であるが、そこは提出前のチェックと割り切ってやることにしている。

メール

メールアプリはApple純正MailおよびG-mailを使っている。
簡単な返信は、iPhoneやiPadから行うが、長文になったり添付書類を付ける場合は、MacBookを使っている。メールが長文になる時はテキストエディタで下書きをしそれをコピペして送信している。めんどくさいという面もあるが、打ち間違いも結構あるので、チェックするタイミングを得るのには良い方法だと思っている。

投稿用文書作成

以前はobsidianというアプリを使って下書き作成・保存を行なっていたのだが、同アプリの制御下のフォルダに格納していたpythonプログラムとJupyter notebookのファイルが突然消えてしまうというトラブルに見舞われた。トラブルの原因は不明。もしかして自分で変な操作をしたのかもしれないが、なんとなくヤバいと思ったのでアプリは削除。最近は保存も兼ねてApple純正メモで下書きを行なっている。面倒なのでコードや画像は添付せずテキストのみの保存である。

以上、MacBook Proで何をやっているかの紹介を書いてみた。
読者の皆さんの参考になったかはわからないが、こんな風に使っている人もいるんだということで読み流していただければと思う。

以上


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