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本気でオススメの恋愛映画
▽ 目次
1、私が映画に出会ったきっかけ。
2、映画の紹介。
3、私が映画から学んだこと。
4、最後に。
1、 私が映画に出会ったきっかけ
私がある映画に出会ったのは、当時付き合っていた恋人と別れたタイミングでした。
その相手と初めて出会った場所は、都内の蔦屋でした。初日にPOPEYEの映画特集を読みながら、好きな映画について語り合って、すぐに意気投合しました。
デートの帰りに、「僕と付き合ってください。」というストレートな告白がとても嬉しかったです。
映画のロケ地を探索したり、家で70年代の映画を観たり、月に数回のデートを重ねてきました。世界でただ一人の素敵な人に出会い、恋をして、未来を考えた上で別れるという決断に至りました。
私たちが別れた理由は、お互いに本業の仕事が忙しく、心に余裕が持てなかったからです。甘えたい欲急の裏で、相手に期待してそのようにならなかった時の失望感。結婚や同棲へのとらえ方の違い。
自分を優先し、相手を気遣うということを忘れていた自分がいました。別れてもなお、後悔の気持ちが溢れてきます。
「楽しかった思い出を忘れたい」「早く楽になりたい。」そんな気持ちを抱いたまま、映画を探し求めていました。そして、あるポスターが目に入ってきたのです。
一本の映画を鑑賞して、”ある言葉”に救われた自分がいました。以下、作品の名言とともに、私が考えたことを綴ります。以下、作品中の内容に一部触れます。
この映画に出会うことで、救われる人が世界の何処かにいることを願って。
記事の内容は、《無断コピー、無断転載、無断スクショ》を固く禁じます。
では、続きをお楽しみください。
2、 映画の紹介 「明け方の若者たち」
※ 画像引用元 https://mobile.twitter.com/akewaka_info (2022/7/30閲覧)
〜あらすじ〜
明大前駅で開られた飲み会で、人生最愛の彼女に出会った僕。
夜明けまで彼女と過ごす日々が、何よりも幸せだった。
大学を卒業した僕は、社会人1年目を迎える。
仕事先では、自分のやりたいこととは違う、ハードな業務が続いていく。
「人生、こんなはずじゃなかった。」
社会で働くことへの苦悩と、彼女との切ない恋を描く。
映画 「明け方の若者たち」
監督 松本花奈
出演 北村匠海 黒島結菜 井上祐貴 山中崇
制作 2021年
以下のURLより、Amazon prime で視聴できます。必見です↓
原作本はこちらです↓
3、 映画から学んだこと
※ 画像引用元 https://mobile.twitter.com/akewaka_info (2022/7/30閲覧)
彼女「私と飲んだ方が、楽しいかもよ?笑」
この16文字から、ふたりの恋がはじまります。
この言葉を初めて聞いた時に、「あざとくて、なんて可愛いんだ」と思いました。これからふたりがお酒を飲み、どんな関係に進展するのか、期待に夢が膨らむような素敵な言葉です。
※ 画像引用元 https://mobile.twitter.com/akewaka_info (2022/7/30閲覧)
彼女「あぁ、夢見ているみたい。もういっそ死んじゃいたいな。」
僕 「冗談でもそんなこと言わないの。」
彼女「ごめん。」
僕 「もし死んだら、俺も一緒に死ななきゃいけない。」
彼女「なんでよ?」
僕 「だって本当にいなくなったら、こっちも死んでるようなもんだもん。」
彼女「だめだよ。ちゃんと生きてね。」
僕 「じゃあ、死んだように生きる。」
私は、「今日が幸せすぎるから、もうこのまま死んでもいいな」「今日を何回でも繰り返せたらいいのにな」と思う時があります。それは、心から好きな恋人や友人に会った時にそう感じることが多いです。
平日は次から次へと仕事をこなして、休日に好きな友人に会う喜び。この休日が終わったら、新たな労働の一週間が始まる期待と失望感。
「あぁ、明日が来てほしくない。死ぬ時は、幸せの記憶のまま死にたいから、いっそ今日でもいいかな。」そんなふうに思います。
※ 画像引用元 https://mobile.twitter.com/akewaka_info (2022/7/30閲覧)
僕「やっぱ、俺、この仕事向いてないわ。どれだけ自分が退屈な毎日を過ごしているか、思い知らされた。」
私は大学を卒業してから新卒で入社し、週5の8時間労働を続けてきました。多忙を極めて仕事を続けていくなかで、「あれ?私って、なんのために生きてるんだっけ?仕事のために生きてるんだっけ?」と首を傾げたくなる時期が訪れました。
なんのために生きているのか、分からないような目をした自分がいました。
私は、会社の先輩に「あなたのやっている仕事は、誰でもできる仕事だよ。」と言われた時が一番辛かったです。
「通勤時間含めて1日9時間以上働いているけど、それって、時間を搾取されてない?得意なことや、やりたいことが本気でその会社でできてるの?」と自問自答が始まりました。
私は、死ぬまでに自分が本気でやりたいことを考え直そうと心に決めました。
※ 画像引用元 https://mobile.twitter.com/akewaka_info (2022/7/30閲覧)
僕「一目惚れとか初めてでさぁ。良い年してしょうもないと思ってた。でもその人の仕草も、声も、不機嫌な顔も全部好きになってた。マジで好きでね。(〜省略〜) だって幸せではいてほしいしさ。だから、2番でいいから、会ってる時だけは自分だけを見てほしいって。ほんとに、ただそれだけだった。」
一目惚れって沼ですよね?
私は、内面からはじまる恋よりも、一目惚れから好きになった相手の方が、忘れることに長い長い時間を費やし、精神的に苦しい思いをしてきました。
相手と過ごす日々は、「自分の心を落ち着かせる安定剤」のような時間です。わがままだと受け止めても、「それも含めて、かわいい」という気持ちで許せてしまう自分がいます。
本気で一度好きになると、相手の香り、寝顔、言葉、すべてが愛おしくて愛おしくて。全部好きになる、という言葉がよく似合います。
デートする度に、私はその日の感情を忘れずに書いていました。「相手が自分に向けて伝える仕草や言葉を、時が経っても色褪せないものにしたい」と思ったからです。
私は、別れてからは一度も連絡をしていません。しかし、別れた今でも、「世界のどこかで生きていてほしい。幸せでいてほしい。」と願っています。
そう思うのは、ちゃんと好きだった気持ちと、幸せな時間を一緒に過ごしたことへのお礼の気持ちがあるからです。
※ 画像引用元 https://mobile.twitter.com/akewaka_info (2022/7/30閲覧)
僕 「好きだよ。全部好き。」
彼女「ありがとう。」
僕 「嘘でもいいから言ってほしいんだけど、少しは好きでいてくれた?」
彼女「ごめんね。ちゃんとすごく好きだったよ。」
「好きです」の言葉以上に、言われて嬉しい言葉がこの世にあるでしょうか。
「好き」の言葉は、絶大な肯定です。
「私がここに存在していいんだ」と思わせてくれます。
「僕たちは、好きって言わなくても分かるよね?っていう察しは辞めようよ。好きってこと、言葉にしてどんどん言い合っていこうね!だって、好きって言われると、嬉しいもんね!」と付き合いたての頃に約束しました。
付き合ったばかりの頃は、「大好き」を言い合っていても、年月が過ぎると、「好き」を言うタイミングが分からなくなったり、相手から言われることを待っていたりする自分がいました。
好きの言葉を通して、「相手の存在を認めたい」。また、「自分の存在を認めて欲しい」という感情が生まれていました。
※ 画像引用元 https://mobile.twitter.com/akewaka_info (2022/7/30閲覧)
尚人「オールとかいつぶりだろう?(〜省略〜)。時間とお金ってさ、いっぺんには手に入らないってよく言うでしょ?。でもあのときはさ、学生よりも金はあったし、頑張れば夏休みも確保できたし。体力あるから、オール明け出勤とかできたじゃん。でもあれって、若いときしかできなかったことなんだよ。だから、こんなはずじゃなかったって、あの高円寺の隅っこで酒飲んでたあの時間こそさ、今思えば、人生のマジックアワーだったんじゃないかって思うんだよね。」
あなたには、人生のマジックアワーがありましたか。
私は、あります。大学時代に高円寺の呑み屋に通っていた頃のことです。
当時はお金が無かったので、「飲み屋で3000円以上は贅沢」だと思っていました。それでも、高円寺に出かけたのは、「新しい人に出会うため」でした。
卒業後の進路はどうしよう、自分の人生どうなるんだろう。現在の絶望や未来の不安を、名前も知らない人に相談していました。
はじめて出会った人と終電までお酒を飲んでいたあの時間。
未来に向かって夢を語り合ったあの時間。
決して巻き戻すことができない、人生のハッピーアワーだったんじゃないかって思います。
※ 画像引用元 https://mobile.twitter.com/akewaka_info (2022/7/30閲覧)
尚人「俺から言えることはひとつだ。この機会にめっちゃいい男になろうぜ。」
人と別れると、自分が悪かったのかと思ったり、自分には魅力が無かったのか…と思えてきます。でも、実際はそんなことはありません。
「人と別れるというのは、出会った時期とタイミングがすべてなのではないか」と私は最近思うのです。
内省するよりも、時間を理由とした方が気持ちを楽にして生きることができます。この機会を利用して、自分磨きを楽しもう!という尚人の考え方が好きです。
4、 最後に
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
ここまで一緒懸命書くことができたのは、「心を突き動かすような熱量を秘めた作品だったから」です。
作品に関わった人々に、心から感謝を申し上げます。
こちらの映画は、明大前の街並み、朝方の澄んだ空の色、お風呂での会話、セックスシーン、すべてがどれも美しいです。
何度も何度も、繰り返して観たくなる映画に間違いありません。
今後も、自分の人生を変えた作品について想いを綴っていきたいと思います。
心に響く言葉がありましたら、嬉しく思います。
いつも優しい言葉をありがとうございます。
LEO
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