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五輪開会式に見る日本のソフトパワーの強さとナショナリズムの怖さ

ついに、はじまりました!東京2020。
はじまるまで問題が山積みのように見受けられた五輪もいざ開会式が始まってみると終始最高だったので記録に残しておきたい。

ゲーム音楽を主体とした各国の入場

開会式をNHKで観てましたが、入場曲のゲーム音楽の多さに驚きました!

その中の曲でも個人的にはロマサガシリーズが流れた時は七英雄、四魔貴族との激闘の記憶をよぎりました笑

各国の選手も多いところもあれば、10人も満たない国も。その中でも頑張って来てくれてる選手のバックグラウンドを想像すると目頭が熱くなりました。

パフォーマンス演出

世界各国で共通的に協議を視認できるマークをピクトグラムと言いますが、今大会ではピクトグラムをパントマイムする演出でした!

パントマイムを見た瞬間、きっとこれが小林賢太郎氏の演出だったに違いない!と想像を膨らませると、氏の自分の名より作品が発表されることの方が何倍も価値があると思われているんではないかと推測し、興奮度がマックスへ。
※この部分は筆者による妄想ですが、小林賢太郎氏がラーメンズ時代、ポツネンといったソロ時代でもプロ顔負けのパントマイムを作品に残していることから、まさにこれだろうと踏んでいる次第です。

地球演出も最初はプロジェクションマッピングかと思ったが、ドローン最新技術による素晴らしい演出でした。

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聖火ランナーの最終走者は誰か

当初は吉田沙保里さんかと思ってましたが、松井秀喜さん、王貞治さん、長嶋茂雄さんと渡されていき、コロナ禍で頑張っていただいている医師、看護師、パラリンピック選手、福島、宮城の子供達から最後に渡されたのが大坂なおみ選手。

個人的には大坂なおみ選手で良かったと思っている。
確かに吉田沙保里選手、松井選手、王さん、長嶋さんの方が適格だという人もいるだろう。
Twitterを除いた限り、名前に日本国旗をつけたナショナリストが、知らぬ間にこんなにもあふれているものかと目を疑った。

ナショナリストたちの国際競技の中で日本人としての強さを示したいう気持ちはわからなくもないが、
わたしとしては、彼女自身の個の強さに敬意を表したい。

鬱になった背景にも自信の存在意義への葛藤もあったろう。
ハーフで生まれた理由だけで両方の国のナショナリストから『お前は、ちがうから、認めない』というのも今後ナンセンスになってくるだろう。

復興オリンピックだから、趣旨が違うじゃないかという声もあるが、福島、宮城の子供達をランナーに加えているのだから趣旨に合ってるだろう。

とある記事の一文
あなたにとって理想的なテニスプレイヤーとは、どのような選手かを教えてください。

テニス史上、最も偉大な選手のひとりとして名を残せたらなと思っています。
そして、自分のプラットフォームを活用して、世界をより良い方向へと導く善良な人間になりたいです。

自分のコアがテニスであることを自覚し、その枠組みの中で主義主張を伝えていく。
スポンサーから、余計なことを口を挟むなと言われても世界が良い方向へ進めるために動いてる姿は素晴らしい。

何も動いてない奴らがとやかくいう筋合いはない。

まとめ

国立競技場の前ではデモ隊が連ねているとも報道があるが、少しでもコロナ被害を最小限に食い止めようとしながら頑張っている大会開催者の苦労を思うと、素晴らしい開会式だと思えた。

観覧席も空白に見えない色分けをしている工夫がされておりこんな苦しい中でも楽しみが増えたと思いたい。

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