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ストック9割・フロー1割のお話

先日、「【2021年】大切にしていきたい10個の考え方」というブログを書きました。多くの方に読んで頂けたようで、嬉しいコメントもたくさん届きました。本当にありがとうございます!

さて今回は、このブログの中で取り上げた「①“情報回収のスパイラル”を断ち切る。」という部分をアップデートしてお話しします。

きっかけは、YM18。

そもそも、日経新聞ニュースの要約投稿を始めたのは、社内で行っている「YM18」というプロジェクトがきっかけでした。

「YM18」とは
1〜4年目の新卒・中途社員を対象とし、優秀な若手から次世代役員候補を育成するために作られたプログラム。
1年を通して、社外講師・役員による経営力アウトプット講座やYM18自ら考えて行動する実行案などを実施していく。2018年のあした会議にて、執行役員の宮田岳さんの発案により発足。

「YM18」の選出
YM18のメンバーは、事業責任者レイヤーからの推薦で選出され、その中からYMCA幹部・人事をはじめとする運営チームが選抜し、役員会の承認を得たメンバー。YM18に選ばれたメンバーは、任期である1年間様々な役員接点を持ち、将来のサイバーエージェント取締役/執行役員候補を目指した成長機会を得ることができる。

「YM18」第三期コンセプト
AWAKE(覚醒)

ありがたいことに、このYM18に選出をして頂き、1年間頑張っています。その中の施策の一つとして、「YoMoCa」というものがあり、日経新聞ニュースの要約投稿がこれにあたります。もともと時事ネタを追いかけるのは結構好きな方で、日経やNewsPicksなど、様々なメディアで情報を見ていたので、スムーズに取り組むことができています。

それとは別でやっているのが「THE MANIFEST」という施策。前置きが長くなりました。今回はこの施策で、役員の内藤さんから学んだお話を皆さまに届けようと思います!

「THE MANIFEST」目的
YM18メンバーを窮地(=覚醒を生む状況)に追い込む。
  
「THE MANIFEST」概要
一年間とクオーターごとの目標をセットし、全社に向けて宣言する。また、クオーターごとに進捗の確認を行い、フィードバックを役員陣から頂く。

「情報には、フローとストックがある。」

前回のブログには、下記のようにまとめました。

①“情報回収のスパイラル”を断ち切る。
私は、半年ほど前から、Facebookにほぼ毎日、日経新聞のニュースを要約して、自分の言いたいことを添えて投稿しているんですが(そろそろVol.500になるくらいには継続中)、そこで改めて思ったんです。自分の知らない世界をシャワーのように浴びられるこの世界はとても魅力的だと。けれども、毎日あふれる情報を追いかけているだけでは消耗してしまうだけだなと。自分が一次情報を作らない限りは、人には影響を与えられないなと。だからこそ、発信するニュースは絞り、自分がニュースがニュースを作っていける人材になりたいなと思いました。やるぞ!

情報回収のスパイラルを断ち切るために、まずはYoMoCaの質を上げていこうと考えていたのですが。YM18のメンバーを盛り上げるという意味も込めて、まずは自分が最近YoMoCaに対して感じていることを、実際にメンバーに伝えました。端的に言うと、「量だけ増えてて、中身が雑になってない?」ということ。これは自分に対して強く思っていることでした。どうしてもニュースが偏り、しっかり考察できるものと軽い感想しか書けないものがハッキリ分かれていたように思います。

広告の中でも、社会的な広告をつくりたいと強く感じてから、「21世紀を代表する社会派クリエイティブチームをつくる!」と宣言したわけですが、これでは到底無理。そう感じていました。

そんな中で「THE MANIFEST」で内藤さんとお話するタイミングを迎えたわけです。私が1Qの振り返りと2Qの目標を発表してから言われた第一声が「レオって、結構本読むの?」でした。

「はい、読む方だとは思います。」
情報って、フローとストックがあるから、一定分野、ストックの情報を入れたほうがいいよ。俺は、19から33歳くらいまでは、毎月50冊読んでた。社会派でクリエイティブに昇華したいなら、教養が必要だよね。行動するのか、その分野に時間費やして思考するのか、ってのはもっと考えたほうがいいかもしれないね。(日経新聞の)フローの情報は大事だけど、ストック9割・フロー1割でいいと思うよ。」

読んでいる数に思わずひっくり返りそうでしたが、確かに最近の自分、読書が減っていたなと反省。そもそも、前回のフィードバックで「社会派を相手にするのであれば、HOWにこだわらないとボコボコにされる。だから、結局お前は何者なのか。言葉の深堀りをして尖っていこう。ジャンルを表す言葉を見つけよう」と言われていたので、今は一定分野にもっとフォーカスするべきでした。

物事の突き詰め方を、確立しよう。

また、こんなお話もして頂きました。

「人間がすごいのって、論理学が発達して、一定の思考を世界中の誰しもができることだよね。逆に言うと、持ってる情報・知識によって差が出る。それもあって、ストックを頑張った方がいい。物事の突き詰め方が確立できないといけないよね。それを分かってる人は、他の分野でも突き詰められる。(元サッカー日本代表の)中田選手とかそうだよね。」

自分を振り返ってみると、確かに突き詰めきったことってあるかなと疑問だし、実際プロフェッショナルと言われる人に尊敬の念を感じていました。

「学部生までだと、自分が興味持ったものを突き詰めていく勉強の仕方を知らないからしょうがないけどね。だからそこを身につけないといけないね。***さんとか***さんとか、はんぱないよね。***君も博識ですごい。レオには、そこが足りないんじゃない?」

見事に見抜かれちゃってます。とほほ。確かに一緒にプロジェクトに取り組んでいる方々は皆博識。その裏には半端ない努力があるんだろうなと接していて感じます。そして、皆なにかに突き抜けた上で、横に広がっている。この一年の大切にしていきたい考え方に、「物事を突き詰める」を追加します。

役員はじめ、自分の周りにはすごく素敵な言葉がたくさん溢れているなと感じるので、定期的にこうして言語化していこうと思います。


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