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詩 まばゆい光~B面~

日が沈み 月が昇ってきた
満月か キレイだな
なんて眺めている時間はない
わたしはこれから出勤だ
これまで昼間に頑張ってみたけど、ぶつかってばかりで続かなかった
人が少ない夜が性に合っている
周りの目や噂話を気にしなくなり、気持ちがとても落ち着いた

わたしが出勤した時にすれ違うあの人
俯いたまま黙って頭を下げて帰る人
わからないけど、なんとなく気が合いそう
話してみたいな
挨拶だけでもいいから
人は苦手なんだけど
あの人とは話してみたい

休憩しながら空を眺める
満月の光が 眩しすぎるぐらい美しい
月は いつも見てくれていたのか