秋に洗われた風が
身体を突き抜けていった
去った湿度をまた追いかけるのだろうか

行きつ戻りつの荒野に立ち尽くし
耳を澄まして
君の故郷を思い浮かべる

あてもないけれど
足を踏み出したその方向には
一秒先の風が待っている

君に抱かれに行く

ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います!