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【Jリーグ】異常な負傷者数【横浜Fマリノス】

2023年のマリノスは怪我人が多すぎる

先日のACL第3節カヤFC戦ではスタメンからセンターバックの選手の名前が無く、ディフェンスラインには本来サイドバックやミッドフィルダーの選手が並んだ。さらには交代を経て最終的に3バックの選手が全員ミッドフィルダーの選手で構成されるという異常事態。
マスカット監督もこんな事態は経験したことがないと言っていたように、超非常事態。起こるはずのないことが起きてしまった。

負傷者一覧

2023年の負傷者を一覧でまとめてみた。

2023年の負傷者一覧(全治の★はシーズン中復帰不可)

これは正式リリースがあったものだけですが、これを見ると負傷者数が多いのはもちろん骨折や靭帯損傷など重症のケースが多い

参考に2022年と2021年の一覧も作ってみた。

2022年の負傷者一覧(全治の★はシーズン中復帰不可)
2021年の負傷者一覧(全治の★はシーズン中復帰不可)

昨年、一昨年とも大怪我は1,2件あるが、それ以外は全治1か月から2か月の怪我が多い。また、肉離れなどの筋肉系の怪我が多い。

まとめると、昨年や一昨年はシーズン中復帰が難しいような大怪我もあったが、大体は全治1〜2ヶ月程度の負傷。それに比べて今年は骨折や靭帯損傷など全治数か月にわたる大きな怪我が多い

さらに今年は負傷10件のうち実に8件がディフェンダーの選手。これほどまでに負傷者が多く、しかも特定のポジションに固まっていると選手起用が非常に難しい。

なぜ今年はこんなにも負傷者が多いのか

たまたま運が悪いだけなのか、なにか問題があるのか。

新しい練習場が原因?

昨年から今年にかけて何が変わったかといえば練習場だ。久里浜に新たな練習場を作り今シーズンからはそこを拠点としている。

ただ、新練習場に何か問題があるのかは現時点では不明。

ディフェンダーにかかる負担が大きい?

負傷者がディフェンダーに集中しているのは、ディフェンダーにかかる負担が大きすぎるのではないか。

ハイライン戦術を採用するマリノスのディフェンダーは背後の広大なスペースをケアするために相手と頻繁に追いかけっこをしなくてはならない。当然引いてブロックを作って守る戦術より身体的な負担は大きい。

しかし、ハイラインは去年も一昨年もやっている。なぜ今年だけ負傷者が多いのか。おそらく今まではチアゴマルチンス岩田のようなスーパーアスリートによって他の選手の負担が減っていたからだと思う。

それに比べ今年は足が速く身体的にも強い選手が不在。各ディフェンダーにかかる負担が軽減されず、蓄積されたダメージが爆発してしまったのではないだろうか。

補強が必要

そう考えると来年以降もハイラインを続けるのであれば、チアゴや岩田のようなアスリートタイプのディフェンダーを補強する必要がある。そんな選手は希少で貴重なので獲得難易度は高いけど、マリノス強化部の手腕に期待したい。

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