キューウェル解任に思うこと2
ハリー・キューウェル監督が解任されました。
キューウェル就任と解任にCFG(シティフットボールグループ)はどこまで関わっていたのでしょうか。
ちなみにこの記事は素人による想像と妄想です。
キューウェル就任のプロセス
意図しない監督交代
マリノスとしては2024シーズンもマスカット監督継続したかったはず。
ところが中国からの高額オファーに抵抗できずマスカット監督を手放すことにないります。
この時点で後任候補はほとんどいなかったと思われます。
そしてCFGの介入により候補に挙がったのがキューウェル。
報道などではキューウェル以外の候補者はいませんでした。
キューウェルを選んだ理由
キューウェルを選んだ理由はいくつか想像できます。
・ポステコグルー、マスカットと同じオーストラリア人
・セルティックのコーチとして前田など日本人への指導経験
・選手としてCLなどのビッグタイトル経験者
・年俸が安い(監督としての実績が無いから)
監督としての実績が無く、英語が通じる国以外で初めての指導など不安要素は多々ありましたが、結局他の選択肢がほとんどなかったことがキューウェル採用の大きな理由だと思います。
キューウェル解任のプロセス
ACL準優勝
2024マリノスの最大の目標とも言っていいACLにおいて、見事決勝まで進むことができました。しかし、千載一遇のチャンスを逃し準優勝に終わりました。
これが解任の理由の一つには違いないでしょう。
もし、キューウェルがACLを制していたならば、どんなにリーグ戦の成績が悪くてもそう簡単には解任できなかったはずです。
リーグタイトルの可能性
ACLとリーグ戦の過密日程などの影響もあり、リーグ戦の成績は良くありませんでした。特にACL決勝前後の成績はボロボロでリーグタイトルの可能性はほぼ無くなりました。
ACL後に2連敗、その後2連勝したもののそこから悪夢の4連敗。
キューウェル体制は終焉を迎えました。
今後の監督就任へCFGの関わり方
キューウェルの後任について暫定でハッチンソンヘッドコーチが務めることになっている。
正式な後任についてマリノスの中山社長は
CFGからの「(後任候補者)リストを待っている」
と発言したようだが、これは完全にマリノス側で後任を決める気はなくて、CFG主導で後任候補が選定されていると思われる。
しかし、CFG側もそろそろマリノス主導で監督選定をしてもらいたいと思っているのではないだろうか。
学生の進路に親がどこまで関わるか
マリノスとCFGの関係は進路を決める親子のように思える。
小学生なら中学受験校の候補はほぼ親が決めるだろう。
しかし中学生や高校生になれば進路は本人主導で決める。親は助言する程度かもしれない。
自分の進みたい方向性を自分で決めて、その方向が間違ってないか、何か見落としている問題がないか、について相談して助言をもらう。
マリノスもそろそろそういう時期に来ているのではないだろうか。
CFGとの関係を切れということではなく、監督や選手獲得についていつまでもCFGに頼っていてはダメだと思う。
CFGの持つネットワークや知見は最大限活用してほしいし、そのための提携を継続してほしい。
ただ、マリノスはCFGの子会社ではない。
クラブの進むべき道を自分たちで見定め、その道を信じて進まなければならない。途中、失敗や挫折があってもそれを飲み込んで進む。そういった覚悟と信念が必要だ。
終わりに
今回のキューウェル就任と退任はあきらかにCFG主導。
今後ハッチンソンが継続するのか別の監督が就任するのか不明だが、リストを待つのではなく積極的にマリノス主導で動いてほしい。
ACLタイトルを逃し、CWC参加も逃した、リーグタイトルも難しい、今だからこそ将来を見据えた判断をしてほしい。
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