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【マリノス】GS第6節全北現代モータース戦感想【ACL2022】

ACL第6節は全北現代との2戦目。結果は1−1引き分けでした全北にリベンジならずでしたが、これでGS突破が決まりました!

フォーメーション

トップにAロペス、ウイングにエウベルマルコスはサブからスタートでした

試合展開(得点経過)

1得点目 前半4分 Aロペス(マリノス)

前線からの積極的なプレスからボールを奪ったしジョエルチマからAロペスにパス。Aロペスは落ち着いてゴールに流し込んで早くも先制します。

1失点目 前半11分 キム ボギョン(全北)

ビルドアップのボールを奪われて、ディフェンスラインの裏にボールを送られてしまいます。最後はキムボギョンのダイレクトシュートが決まり、同点に追いつかれてしまいました。

気になるポイント3つ

1.お互いのモチベーション

GS最後の試合となり、試合の勝ち負け以上にGS突破の行方が注目されました。マリノスにとっては勝ちか引き分けで突破確定。負けても1点差なら突破できる状況でした。一方でグループ2位の全北は試合前から突破が確定していました。複雑なレギュレーションのせいでお互いのモチベーションが微妙になっていました。

それでも、試合が始まればお互い積極的にゴールに迫る展開となり、早々にゴールを奪い合いました。ただ、終盤は引き分けのまま終わればお互いGS突破できるため無理しないプレーが見られました。

2.難しい試合運び

開始早々先制したもののすぐに同点にされてしまったことで、試合運びが難しくなりました。すぐに勝ち越せばよかったですが、時間が経つにつれてこのまま引き分けで終わるのか、勝ちに行くのかチームとしての難しい判断を迫られることになりました。

無理に攻めて逆に失点すれば、一気にGS敗退の危機です。しかし、全北にリベンジしたい気持ちや勝ってGSを終わりたい気持ちもあって、なかなか攻めきることができなかったように思います。

3.最後までマリノスらしく

6戦目ということもあり疲労もピークで、ピッチコンディションも悪い中での苦しい戦いでしたが、最後までマリノスらしく得点を狙って戦い続けました。

終盤は引き分けによるGS突破を意識して無理には攻めませんでしたが、ボールを握っていたのはマリノスで、守りを固めているわけではありませんでした。最後までスタイルを貫くその姿勢は素晴らしく、誇りを感じました。

全体を通して

GS突破がかかった試合とあって、試合前からいろんな情報が入ってきて試合そのものに集中することが難しかったかもしれません。「引き分けでもOK」という気持ちで臨むとかえって自分たちのリズムを崩すことになりかねません。試合前のマリノスの選手や監督からは2位での突破は考えていない、必ず勝って首位突破するんだというコメントが多くありました。

そういう姿勢をチーム全体として共有し、スタイルを体現しようとする意志を感じました。今大会だけでなく、近年のマリノスはチーム全体としての意識の共有ができていると感じます。

次の試合に向けて

次は5/7の土曜日に名古屋グランパスと対戦します。日本に帰国してそれほど空かずにもうJリーグです。

ACLでチームの成長に手応えを感じて、GS突破という結果も出したからこそ、Jリーグ再開初戦のこの試合は要注意です。海外遠征による疲労、気候やピッチコンディションの違い、また相手チームのサッカーの質の違いもあります。

成長したチームの姿を多くのファンの前で見せてほしいですが、一筋縄ではいかないような気がします。気を引き締め直して再開初戦を勝利で飾りましょう。

それでは、この辺で失礼します。

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