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【マリノス】GS第4節シドニーFC戦感想【ACL2022】

ACL第4戦はシドニーFCと連戦の2戦目。結果は3−0で快勝しました。ここにきてようやくマリノスらしいサッカーができました。

フォーメーション

トップにAロペス、ウイングにエウベルマルコスはベンチスタートでした。トップ下には西村が入りボランチには18歳の山根がスタメン出場しました。

試合展開(得点経過)

1得点目 前半6分 実藤 友紀(マリノス)

コーナーキックのこぼれ球を繋いで水沼へ。水沼が入れたクロスにDFの背後から飛び込んだ實藤のヘディングが決まって早い時間に先制しました。

2得点目 前半11分 西村 拓真(マリノス)

スローインからAロペス松原と繋いで、松原がグラウンダーのクロスを入れます。西村がトラップしながら上手くターンして左足でシュート。これが決まって追加点を奪いました。

3得点目 後半42分 Aロペス(マリノス)

退場によって1人少なくなっていましたが、ジョエルチマのスルーパスに岩田が反応し、ゴール前へクロスを入れます。フリーのAロペスが押し込みダメ押しの3点目を奪いました。

気になるポイント3つ

1.ついに流れの中から得点

ここまでセットプレーでしかゴールできていませんでしたが、ついに流れの中からの得点が決まりました。特に2点目や3点目はマリノスらしい連携からのゴールでした。

2.帰ってきたマリノスのサッカー

前節本来のサッカーの片鱗を見せたマリノスでしたが、この試合ではほぼ90分通して自分たちのサッカーを表現することができていました。

現地の気候や芝、ボールの質に慣れてきたことが大きいと思います。まだミスはあるものの、パス回しや前線からのチェイシングなどは日本にいたときのようなプレーができていました。

さらに退場者を出しても追加点を狙いに行って実際に3点目を取ってしまうのは、まさにマリノスのアタッキングフットボールの象徴ともいえるプレーでした。

3.ターンオーバーの効果

本来のプレーができてきた要因にはターンオーバーもあると思います。ここまで大幅なターンオーバーをしてきたマリノスは相手よりも比較的フレッシュなメンバーが多く最後まで集中力が高く走りきることができていました。

シドニーFCも選手を入れ替えたとはいえ序盤から足が重そうで、追いかける展開になってもなかなか前線まで飛び出す選手がおらず、攻撃も散発的でした。

全体を通して

試合を通してボールキープして攻めるマリノスと守ってカウンターを仕掛けるシドニーFCという構図は前節と変わらず。ただ、早い時間に2点を先制したことによって、ある程度余裕を持ってボールを回せました。

ただ、3点目を奪うまでに時間がかかり、相手にもいくつかチャンスを作られてしまったのは反省点でした。早い時間に3点目を奪って相手の心を折れば、もっと余裕を持って出場機会の少ない選手の起用もできたはずです。

誤算は角田の退場でした。これによって余裕を持って交代カードを切ることができなくなりました。判定については文句は言えませんが、これがACL、アジアの戦いということです。チームや角田にとっても良い経験になったと思います。

次の試合に向けて

次は4/28の木曜日にホアンアイン・ザライと対戦します。第1節ではなんとか勝ちましたが、決して侮れない相手であることは、全北シドニーFCと引き分けていることが証明しています。

とはいえマリノスにとってもGS突破に王手をかける一戦になります。初戦同様にアウェー状態になるでしょうが、戻ってきたマリノスのサッカーをベトナムのサッカーファンに存分に見せつけて勝ってほしいです。

それでは、この辺で失礼します。

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