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中華レンズの世界 Vol.1 小型広角レンズ

 カメラと言えば日本メーカー製。日本製カメラは高性能で低価格。それが当たり前という感覚。一部の趣味人はライカなどドイツブランドを使っているけど、普通に使うならむしろ国内メーカーのほうが便利、、、というのが今のカメラ事情。
 そして、ノスタルジックな雰囲気で撮りたい!!などと思ったら古いレンズを使ったりソフトン系フィルターで小細工したり、など小道具に凝ったりする人も多いかと思います。

 その先にあるのが、実は中華レンズだったりします。中国製というと、”低性能な安物”、と思う人も多いかもしれませんが、実は趣味で遊ぶには実に面白い分野なのです。お手軽価格で以外と高性能なものが多数存在します。
中華レンズといっても非常に沢山の製品があり、新製品の登場ペースも驚くほど早いのが現状で、製品の特徴も機種により様々です。特徴で分類してみると、、、

①、マニュアルフォーカスの小型軽量品
②、マニュアルフォーカスの大口径大型
③、オートフォーカスの高解像系

 ①は気楽に持ち歩くのに適したレンズです。小型でシャープなレンズとクラシックレンズ以上にソフトな描写が出来るレンズの2タイプが混在していますので、どちらに属するレンズかの見極めが重要です。魚眼レンズなど、一眼レフでは高価な特殊レンズでしたが、中華レンズでは超小型で安価なレンズになっているので気楽に試して見る事ができます。小型軽量レンズはAPS-Cカメラに似合います!!。

 ②はフィルム一眼レフ時代のレンズよりは高性能なものと、大口径に特化して開放では甘め・少し絞れば高解像なものの2タイプがあります。F1前後の超大口径レンズは一眼レフ時代では実現困難なスペックでしたので、ミラーレス時代らしいレンズ群です。面白い傾向だなと思っているのは、ミラーレスが主流になってからは、性能を上げるためなら枚数を増やしても良いという割り切りがメーカー設計者に強まってきたこと。あと、フランジバックが短いミラーレス用レンズの設計に慣れてきたことが、最近次々に多白いレンズが出てきている原因ですね。

 ③は最近のAFデジカメに付けてAF作動する、最新のレンズ群。最近急増中です。日本メーカー品と比べると安価で、性能は日本メ-カーと大差なかったり、実は外観を少し変えて日本メーカーにOEMされているものもあります。

今回は、①のグループに入るレンズたちを紹介していきます。
  
まず最初に、Pergier 25mmF1.8 (for APS-C) 35mm版換算で約38mm

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小型軽量で、付けっぱなしにするには良いレンズです。開放からかなりシャープで安心して使えます。ただ逆光には弱めでフード必須。たまにハレ切りも必要。わずかに樽型のディストーションもあります。これらの写真は絞り開放で撮ったものですが、開放からシャープです。カメラはフジX-E1。

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これは少し被写界深度が欲しかったのでF5.6

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二番目に、Kaxinda 14mmF3.5 (for APS-C) 35mm版換算で21mm

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このレンズは他のブランド名でも売られています。このレンズに興味を持ったのは、往年のオリンパスOMズイコー21mmF3.5の構成にそっくりだったから。。。フルサイズ用レンズを縮小設計してAPS-C用にすると、撮像面での1mmあたりの解像本数は1.5倍に上がることになります。またバックフォーカスを無理に伸ばす必要もないので、両方で倍近い解像度が出るはずなので。。。

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コンパクトなFuji X-E1にお似合いな、今回の2本のレンズ。これなら普段持ち歩いても気楽です。

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