【鬼滅の刃 遊郭編】雪の夜に思うこと。
インスタにも書いたけど、こちらにも…。
雪降る夜空を見上げながら妓夫太郎が「禍福は糾える縄の如しだろ?良いことも悪いこともかわるがわる来いよ!」と言ったシーン。
自分と重なりすぎてかなりキツかった。
小さい頃、ある事情で大雪のなか真夜中に母と一緒に外に出されちゃって、帰る手段もなく居場所もなく2時間近く外を歩いたんだよな。
寒くて寒くて手先の感覚も無くなってきて、でも母にピッタリくっついてる箇所だけは暖かかった。外に出された理由が、子どもながらに察した範囲では「私」だったから、そんなに話しかけられなかったけど。
このまま朝になるんだろうか?
どれだけ歩けばいいんだろうか?
自分はどうなるんだろうか?
雪のなか妓夫太郎に藁で包まれていた梅の目。何もなくなったカナヲの目。めちゃくちゃよく分かる。そうなる。フラットになってしまった。
でも、歩道橋の下とかで休みながら歩いていたら、奇跡的に24時間営業のコンビニ店員さんがたまたま私達に気づいてくれて「大丈夫?」と声をかけてくれた。
あの時誰にも会わなかったら、もし会ったのが昨日の第11話最終回みたいな人だったら…。
分かれ道の描写があったけど、私の人生序盤…というか生まれた時から分かれ道続きだな。かろうじてすれすれを生きてる。
「たらふく飯を食って、きれいな布団で寝てんだなぁ〜」本当にそう。羨ましかった。そりゃそうだよね。
でも、まだ家がある布団がある、そこで夜寝られる、それだけでありがたいと思ってた。
んで、もうすぐ自分が20歳こえる、母とお酒を飲める、微々たるものだったけど母が年金もらい始めた、もう少ししたら自分ももっと働ける…そう思ってた時に突然母が余命5〜6ヶ月のガンとわかった。
神も仏もあったもんじゃねえなとつくづく思ったね。そういう時に限って星はやたらときれいだし。夜の住宅街をうるさいくらい泣いて一人で帰ったわ。
母子家庭親戚無しの私に、密葬後父が「一緒に暮らすか?」と言ってきたけど、断った。自分で決めた「分かれ道」は間違ってなかったと思う。
「絶対諦めない」って、絵空事二次元のことみたいな気分になる時あるけど、本質的にはそこなんだろうな。20代はとにかく必死に働いて生きぬいた。
最近ふと「100年生きるとしたらまだ約60年ちょい生きるのか…今までの約40年、禍まみれでお腹いっぱいだよー😵これもう一回やんの?ねえ!ねえ!ちょっとぉ〜!(善逸風)」って思う…
が!
自分の精神の根幹にガツンと影響を与えてくれてずっと心を燃やし続けてくれる『鬼滅の刃』という作品に出会えて、本当に嬉しい。
「逃げてもいい、泣いてもいい、ただ諦めるな」これからもまだまだ大変だけど、適度に頑張るぞ。
制作に関わったすべての皆様、素晴らしい作品をありがとうございます 。どうかお体にはお気をつけくださいm(_ _)m
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