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Black Lives Matter、を考える。

最近InstagramやTwitterでよく見かける
"BLACK LIVES MATTER" という言葉。
皆さまも一度は目にしているかと思います。
でもこれを見て「何のこと?」と思う方も少なくないかと思います。

今回のブログは少し真面目にこのことについて語ってみようと思います。


そもそもこの言葉が生まれた発端となったのが、先日アメリカで白人の警察官が黒人の一般市民の首を絞め、その黒人の方が亡くなってしまったという事件です。

この事件によってアメリカ全土では人種差別に対するデモが多発しており、暴徒化したデモ集団もいることから多くの都市では夜間の外出禁止令が出るなど、厳しい状況が続いています。

また様々な施設や団体が「Black Lives Matter」と言葉を掲げて営業を自粛したり、いわゆるストライキのような行動を起こしています。

私がニューヨークに住んでいた頃にお世話になったダンススタジオも数日間営業を停止していたり、「人種差別を強く非難する」といった主張をSNSに載せているのを見かけます。


そもそもどうしてこんなに人種差別の事件が大事になってしまうのか?

アメリカでは昔から黒人と白人の間で対立があり、その悪い文化は今も根強く残っています。今回のみならず、度々白人の警察官が黒人の市民を不当に扱ったり、事件を起こしたわけでもないのに銃で撃ったりということが問題になっています。

元々アメリカは1400年代にイタリアの探検家であるクリストファー・コロンブスが今私たちがアメリカ合衆国と認識している新大陸を発見したところから誕生します。

発見後多くのヨーロッパからの移民(主にイギリス)でアメリカ合衆国が成り立っていき発展していったのですが、その際には元々新大陸に住んでいた先住民であるネイティヴ・アメリカン(Native Americans)を迫害し追いやり、更に奴隷としてアフリカなどから多くの黒人を連れてきて働かせたという歴史があります。


アメリカ合衆国の始まりは、ヨーロッパ系の白人と、奴隷として扱われる黒人との対立の始まりでもあるのです。

その後、1860年代にアメリカの16代大統領であるリンカーン(Abraham Lincoln)が奴隷解放宣言をすることによって奴隷という制度は撤廃されましたが、人々の中には黒人に対する差別意識は撤廃されることなく、現代にまで続くこととなります。


度々黒人に対する差別をなくそうと様々な人が歴史に名を刻みます。

皆さまもマルコムX(Malcolm X)やキング牧師(Martin Luther King)などの名前は一度は耳にしたことがあるでしょう。

ちなみに、差別は黒人だけではありません。過去にネイティヴ・アメリカンへの差別もありましたし、ユダヤ教の人への差別もありました。人種、宗教など・・・いろいろな理由で人種差別問題は起こっていえますね。

アメリカは「人種のるつぼ」といわれ、様々な人種・宗教の人達が暮らす国として認知されていますが、その実態は人種差別が横行するとても大きな問題を抱えた国ともいえるのです。


以前、ニュースを見ていた時に都内の街頭インタビューで「日本に差別はあると思うか?」という質問をしている場面がありました。

その時大半の日本人が「日本は差別がない」と答えていたことに、私は疑問を感じました。

日本には差別がないと、思いますか?


私の答えはNOです。

私の見解は、日本は差別がないのではなく、差別の概念が薄いだけ。
例えば直近の話題でいけば、コロナウィルス。

コロナウィルス感染者の治療にあたる医療従事者に対して、「親が医療従事者だから入学式に参列させてもらえなかった」などと差別がありました。
コロナウィルスに感染して、治った人に「近づくな」と差別もありました。
こんな状況の中働いてくれている配達員に対しての差別もありました。

これらをニュースでは「医療従事者への誹謗中傷・風評被害」と報道しているのですが、これは立派な差別問題です。


日本は、どこか「差別」という単語をタブーとしているのでしょうか。
私たちの国には差別などない、とくさい物には蓋をする精神なのでしょうか。

くさいものに蓋をしたところで、そのくさいものは消えません。
差別というモノから目を背けたところで、差別は消えません。


そして、日本人はどこか「人種差別は自分たちには関係ない」と思いがちなところがあると思います。

しかし、私たちが差別を受けないという保証はどこにもありません。
白人が黒人を差別する報道・姿を見て「私は黒人じゃなくて良かった」と心のどこかで思うかもしれません。
しかし、黒人だから差別されるというわけではありませんし、私たちも白人ではありません。
私たちは黄色人種です。
つまり、白人が差別する対象を黄色人種にしてくる日も来るかもしれませんし、そもそも白人の中には「白人至上主義」の人も残念ながらいるので、そういう人からしたら白人以外の人種は全て差別対象です。

そう考えると、我々日本人が差別されてないと感じながら過ごしていられるのはただただラッキーなだけなのかもしれません。

差別はいつ、どこで、誰が受けるか分かりません。
誰にも受けてしまう可能性は残念ながらあります。
そう考えると、今アメリカで起こっていることも他人事とは思えないのではないでしょうか?

少なくとも、私は他人事とは思えませんでした。
今アメリカのみならず、色々な国の様々な人が自分のSNSで「Black Lives Matter」を掲げて自分の意見を主張しています。
私もInstagramを通して主張をさせていただきました。
大切なことだと思うから。
もしこれを読んで少しでも「他人事じゃないな」と感じていただけましたら、一緒に日本から声を届けませんか?


「Black Lives Matter」 
黒人だからといって命が軽んじられるべきではない、と。
日本からも叫びましょう、今こそこういう団結力って大事だと思うから。
長文になってしまいすみません、結構語ってしまいましたね。
皆さまに何かしらメッセージをお届けできたら嬉しいです。

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