うつ病妊婦
私は妊娠する5年前から抗うつ剤を飲み続けてます。
大学院の研究室生活で精神を病みました。
大学院は本当に精神衛生上良くないところです。軽い気持ちで進学しないほうが良いです。特に博士課程。
ソースはこちら↓
https://www.nature.com/articles/nbt.4089
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01492-0?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_content=organic&utm_campaign=NGMT_2_SJH_Nature
私は日本で何件か心療内科を受診して、効果のある薬に出会ってからは欠かさずその抗うつ剤を飲み続けてます。
カンボジアに移住してからは、同じ薬をプノンペンの薬局で定期的にまとめ買いして服用しています。
日本の病院にかかるのはやめました。 「変わりないですか」
「お大事に」
ほぼ毎回の診察が3分とかからず終わる。それで何の病気が治るっちゅうねん。
処方箋を人質にされて通院するのつらかった。
カンボジアではいろんな薬を薬局で買えるのでありがたいです。何より楽。
そのぶん、健康保険制度がないから医者にかかるコストは高いけど。
そんなこんなで服用していた抗うつ剤ですが、妊娠がわかってから自己判断で断薬してみました。
「〇〇(←自分が飲んでる薬名) 妊娠中」とかでググって調べてみると、「妊娠中の投与に関する安全性は確立されていないため、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合以外は投与しないでください」
とか出てきます。
私は有益性も危険性も判断できないけど、それってつまり私のメンタルと赤ちゃんを天秤にかけるって感じ?
それなら赤ちゃんの方が重いよね、と思って断薬しました。
結果、8日間断薬しただけで死にたくなりました。
赤ちゃんを産むどころじゃない、どうでもいいから生きていたくない、ってなりました。
そんな気持ちを泣きながら夫に打ち明けたら、
赤ちゃんより私の方が大事だから、抗うつ剤を飲み続けて。
と言われました。
母体が死んだら赤ちゃんも元も子もないしな、と思い、服用を再開しました。
万が一、赤ちゃんに障害が出ることも覚悟して飲むしかありませんでした。
服用して数日で希死念慮が消えていったので、薬ってすごいなと思いました。人類の叡智。
人生の苦悩とか漠然とした不安とかって、ただの神経伝達物質の作用で生み出される錯覚なんじゃね、と思っちゃいました。
見出しの写真はカンボジアの農村部、ベトナムとの国境付近で見かけた水牛です。
ちなみに水牛と牛は交配できません。染色体の数が違います。
ここまで。さようなら。
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