婚活についてもうひとつ(男性編)

 なんだかんだそれなりに書けそうな分量が出て来たな。ブログとしてまとめようかな。
 まあとうもかくもう一丁。
 そしてもうひとつの婚活にまつわるテーマを思い出した。
 未婚男性、である。

 さて、私の日常の主戦場はブンガクとエイガとオンガクである。何故全部カタカナかというと、どれも趣味と呼ぶには私のレベルが低すぎて申し訳ないからだ。しかしその戦場のやけに熱心なウォッチャーであるとは言えるかも知れない。
 そして、私がこの現場に出入りするようになったのは35歳の時。それ以前は諸事情により金も時間もなくてそういう現場に行けなかったのだ。そして同世代が立ち入るそれらのおたく現場に出て思った。

「30代以上の独身男女が多い」

 ぶっちゃけ40歳以上の独身男性が多いというのが体感比率であり、そして今回は独身男性の話なので女性のことには触れないでおく。──そう、独身男性が多い。前回の記事では「普通に生きていれば普通に結婚する」という昭和から受け継がれたと思しき感覚について触れてた。女性にそういう人がいるように、男性にもそういう人がいる。つまり、「結婚してる人によくいるタイプだけど独身の人達」だ。ここでの「よくいるタイプ」とは、結婚相手として不人気度の高いタイプを差す。つまり「他人に害をなしそう」「攻撃的」といった「一緒に暮らすのに難しいタイプ」だ。「他人と一緒に仲良くやって行けそう」な人なのにもかかわらず、独身。そういう独身男性。

 さてはて。そうなのです。結婚生活に向いてそうな独身男性がいるのですよ。
 ついでにいうなら、彼らには高学歴も少なくなく、仕事も平均より収入が高そうなのですよ。あれ、この人達、結婚相談のに登録したらすぐ売れちゃうんじゃない? という。履歴書的に人気満点な予感の人達なのだ。

 ただ、やはりハードは人気でもソフト面が女性人気の高い方向ではないかも知れない。つまり、女性を雑談で楽しませたり、エスコートやプレゼントで楽しませるタイプではない。そして彼らの優しさというのは、女性にはちょっとわかりづらい形で発揮されているかもしれない。

 結局女性の話になるが。私の夫もソフト面がこういうタイプに類される人だった。交際している内に彼らも「女性とは何にどう反応する存在か」「何が喜ばれるか」「何が嫌われるか」というデータを蓄積し分析の結果、行動が変化して来るのではないか。うちの夫はそういう感じで変化して行った。そして多分私も夫の行動の原理をだいぶわかって来たように思う。そこは相互理解の努力だ。

 そしてそういう男性の中にも「美人でないと耐えられない」「自分のイメージする女性の在り方と合致していないと耐えられない」というタイプがいるかも知れない。それは男女お互い様なのだ。そして、お互い様、と、考えて、相手をよく見てみる。私思うに、そうしていけば、割とお互いを愛せるのではないだろうか。

 趣味の集まりなら、団体で集まって相手を観察する機会は持ちやすい。何もいきなり二人だけでデートして知り合おうとしなくても、おたく仲間どうしで一緒にいろんな作業を共同で行って相手をよく知る事が出来るのではなかろうか。

 まあただ、一集団につき一人としか付き合えないけども。
 それはサークルクラッシャーという別のジャンルで。
 

 

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