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『ゴッホ展』

今日、上野は東京都美術館にて開催されている
ゴッホ展 響きあう魂 へレーネとフィンセント
に行ってきた。

いつからゴッホの作品が好きになったのかはよく覚えていないけれど、フィクションと言っても原田マハさんの「たゆたえども沈まず」を読んでから、その世界に引き込まれていったような気がする。

昨年、上野の国立西洋美術館で行われた「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」で見たあの雄大な「ひまわり」は忘れない。黒の背景を背にして、輝く太陽のようなひまわりは絵の中に吸い込まれそうだった。

そして、今年ゴッホ展が開催されると知ったときから、絶対に行くと決めていた。なんと言っても、あの「糸杉」が見れるのだから。行かないという選択肢はないだろうと!

しかも、今回の展示のメインはゴッホ。へレーネという女性が集めた作品たちをもとに今回の展示は構成されていた。
ゴッホの初期の頃の絵から、オーヴェールで描いた作品までが展示されていた。

どれも素敵で、ひとつの絵をじっくり堪能したかった。しかし、まあまあ人がいた。人が少ないであろう、平日昼間を狙って行ったのにも関わらず人が多かったためほんのちょっとだけ残念である。

とは言え、「糸杉」やアルルの「黄色い家」。はたまた、初期のデッサンに初見の絵まで見ることができた。また、ルノアールの「カフェにて」も見ることができ心満たされた。

今や絵画はネットを使い、美術館に行ったかのように見れる世界ではあるが、やはり本物は違う。

キャンバスに塗り重ねられた絵の具たちが見る角度によって、色を変えたりするのは実際に足を運んでみなければわからないことだと思う。


ゴッホの絵は、力強さだったりゴッホ自身の思いの丈をぶつけ描いているような感じがした。
また見る受け取り側によって、いろんな顔を見せてくれるそんな気がする。

そして驚いたことが、こんなにも作風は変化するものなのかということ。画家を志しフランス・パリに来てからの変化は、すごい。これもパリの力なのだろうか…。(行ってみたいパリ…)

12月12日までの期間中、もう一度足を運びたいと思っている。
次行った時はどんな風に見えるだろう?


最後に、今回音声ガイドを人生初利用してみた。音声ガイド面白いですね。ガイドはもちろん、アンバサダーを勤めていらっしゃる浜辺美波さんの声を聞けたり、今回のゴッホ展のテーマ曲を書かれた大橋トリオさんの[Lamp]を作品を見ながら聴くことができたり。
絵を見て眼福、ガイドで耳福という状況だった。

そして、グッズの可愛さよ…。カゴを片手になんでこんなに可愛いものばかり!購買欲を刺激しまくりではないか!!と謎の気持ちになりながら、レジへ。
そこで係の方からの一言。
「全部で15点です!」私いつの間にそんなにカゴに商品を入れていたかしら?と一瞬時が止まったw
そこでしか買えないという言葉に負け、大枚をはたいてきた。後悔はない!

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それにしても、素敵な時間を過ごせた。


近々、Bunkamuraで行われている『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』も行こうと思っている。

もう少し好きな画家に関する知識を得たい。何事にも好奇心と学ぶことを大切にしたいもの。また体験することも…。

まだ暑さが残る10月。芸術の秋を満喫したいと思う。

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