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「ごめんね」のあとに「いいよ」を強要する娘

娘5歳はいつも機嫌がいいです。ニコニコしていることが多く、ときにひょうきんで、大人が発想しない表現や言動で家族を笑わせてくれます。このまま楽しくのびのび育ってほしいと願います。

しかし娘の言動でちょっと気になることが出てきました。それは娘が「ごめんね」と謝ったときに相手から「いいよ」と返してくれることをずっと待っていることです。

走ってお友達にぶつかったりおもちゃの取り合いでちょっとしたトラブルになったりすることは幼稚園では日常茶飯事でしょう。その際に子供同士で「ごめんね」「いいよ」というやり取りをしていると思われます。コミュニケーションの練習としても必要なことなのでしょう。

ただ、これが当たり前になってしまっていることに少々危機を感じます。謝れば何でも許してくれる、少なくとも許したような態度をとってくれるという認識を持ち始めているようです。

先日娘がワタシの身体にドンっと当たってしまい、それの当たり所がちょっと悪くうずくまってしまいました。娘はすぐに「ごめんね」と謝ってくれましたが、ワタシがちょっと疲れていたこともあって「うぐぐぐぐ…」と苛立ってしまいました。

ワタシが何も言わないので娘は「ごめんね」「ごめんね!」「ごめんね!!!!」と次第に語気を強めて迫ってきます。要はワタシが「いいよ」となかなか言わないので強要しているのです。

もしこれが妊婦さんのお腹にぶつかってしまったら?自分よりももっと小さなお子さんにぶつかったら?車通りの多い場所で誰かを押してしまったら?

謝罪しても取り返しのつかないことは社会に山ほどあります。謝ることを覚えた娘へワタシが次に教えることは「たった1回の過ちでも取り返しがつかなくなることがある」ということだなと考えています。まだ5歳にはちょっと早いでしょうが、段階的に学んでほしいなと思います。

月並みな言葉ですが、人間を育てるのって本当に難しいものです。

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