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トラブル多かった。南八ヶ岳は赤岳に登ってきた日記②

硫黄岳山荘に泊まって翌日、2日目。
アラームをかけずとも起きれる(謎の)自信のあった中年のわたしたちは、まんまと30分寝坊。(オイッ、目覚ましかけろよ・・・。)
ほんとは4時半には出発したかったけど、5時山荘発となった。


ご来光からの崖と、恐怖と、赤岳山頂!!!!絶景。

歩きながら見えた、ご来光。

ご来光は、やっぱ見ちゃうわたしたち・・・。
ほんと、綺麗。見とれました。最高。

なのも束の間、硫黄岳から横岳への道は、超険しかった。
高度感&岩場への経験値が少ないわたしたちにとってはハラハラドキドキの道。


ハシゴや、崖みたいなところが何箇所も!ガスのお陰で怖さ半減だけどめちゃくちゃ怖い!

そして、いよいよ。

ボス出現。

赤岳の斜度と高さが凄すぎて、そのガスから見えた山に登らなきゃいけないなんて、信じられなかった。
まさか、この山には登らないよね?てか登れないよね?って思ってたんだけど、この山に登るんです。

完全にガスが晴れると、こんな絶景が目の前に広がった!

左は赤岳と、右に阿弥陀岳!!!!カッコイイ!!!

岩がとにかく、ゴツゴツしてて、とがってて、堂々としてて、カッコイイ!!!!
ガスがとれると、見晴らしがすごくて目の前に絶景が広がる!
見とれて、なかなか前に進まない。なんでこういう山容に心が惹かれるんだろう、美しいし、圧倒されるし、この気持ちって本当になんなんだろうと思う。


圧倒される山の景色。


山頂直下はまじで直登という感じでキツかったです。
滑落したら、人を巻き込んで大事故になってしまう。
かなり、慎重に歩く。赤岳登頂!!!

岩、崖、高度感!!!!山頂直下も怖い!!!


山頂はそれほど広くはないので、速やかに下山開始!(待ちに待った!これでもう登らなくていい!!!!ヘトヘト!)

山頂直下も険しくて、というか、崖をどんどん下っていく感じだったので危険すぎて写真とる余裕がありませんでした。

崖を直下したあとは深い深い森へダイブ。

長く、深い、孤独の森を3時間歩く。その後温泉と蕎麦迷子

この崖が終わると、また孤独の始まりです。
行者小屋という有名な小屋を経由しますが、それまでもそれからも、ひたすら深くて長くて、意外と滑りやすい斜度のある森を歩いていきます。

この日、月曜だったからか、でも8月なのに全然人と会わず。わたしたちも疲れ切って無言のままひたすら歩を進めました。

登山口につくと、二人して膝から崩れ落ちるわたしたち。絶叫 笑
疲れたーーーーー!!!!!!!あ”~~~~~~~~~~全て終わったあああああああああああ!!!!!

最っっっっ高の解放感と達成感。
脳から、何かしらのホルモンがドパドパ出てるのがわかる。
多幸感がやばい。

大変な登山ほど、終わった後に多幸感を味わえますね。


ということで、無事に下山し、温泉と蕎麦を探しましたが、ここで事前の検索不足が露呈。
事前ではGooglemapにて、もみの湯を見つけてはいたのですが、車やタクシーでしか行けない場所にあるし、バスの時間などを考えると、ここじゃなかったかも・・・?(食堂に蕎麦もなかった・・・。)

バス停があるすぐそこの八ケ岳山荘またはJ&Nという宿泊&レストランの施設に日帰り湯があるらしいです。


あずさにて無事帰宅。ほっとしたよ。

贅沢な体験とは、自分がちょっと頑張らないと味わえない。でも、頑張った分、金を出すだけの消費体験では味わえない、いろんな感覚や気持ちや幸福感・満足感を味わえる。というようなことを、最近ポッドキャストで聞いた。

その通りだと思う。

サーフィンや登山や、ある種の旅は、自分がちょっと頑張らないといけないんだけど、その分ものすごい気分を味わうことができる。

今後も、そんな面白くて楽しい体験をして生きていきたい。

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