同じ方言でも「しんどい」が違う話
突然ですが、みなさんはどちらのご出身ですか?
また、今は何県にお住まいでしょうか?
私は秋田県出身で鳥取県在住です。
(途中、6年間の東京在住をはさみます。)
今回は「しんどいなぁ」という心身の状態を伝える時の方言についてです。
鳥取に引っ越してきた時、結構なカルチャーショックでした。
秋田県は南北に長いので、もしかしたら市によって違うかもしれませんが…。
「しんどいなぁ」「疲れたなぁ」
という状態を伝える時は、だいたい
「あ〜こえなぁ」「こえがったなぁ」
「今日だばこえしてや」
というような言い回しをします。
元々は「こわい」という言い方から来ているのでしょうが、
「こわい」ではなく「こえ」という言い方で使っていました。
東京(標準語)では「しんどい」「疲れた」でした。
それが、鳥取県では「えらい」なのです。
「ああ、えら」
のように言い切らず使っている場面を聞いたことがあります。
大学では方言の授業もありましたが、西日本出身の方があまりいなかったため、聞く機会もそもそもありませんでした。
やや関西よりの方言に近いところがあるのかなと感じます。
先日の鳥取弁「わったいな」についての記事もそうですが▼
西の方って本当に言葉が全然違うんですよね。
もちろん同じ東北地方内でも県によって全然通じないこともありますが…
北海道や沖縄なら尚更ですよね。
(戦時中、祖父が陸軍兵として京都に出向いた際、言葉が通じず、かなり馬鹿にされたと言ってました。)
引っ越してきてから知らない言葉ばかりなので、新しい方言に出会える楽しみもあります。
また新しい言葉が見つかれば、知っていただくために記事を書きたいです。
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