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Follow your heart~海外就職を叶えたわたしの軌跡~

10期海外コミュニティの1月イベントにゲストスピーカーとして登壇したジャスミンちゃん。海外での就職を2度も掴み取り、東南アジア移住を叶えた経験談に感化された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
理想を描く力とそれを具現化し着実に掴み取っていく力を兼ね備えたジャスミンちゃん。今回のインタビューではそんな彼女のライフイベントと共に、海外経験を経て、マインドがどのように変化したのかを深堀りしました!

このインタビュー記事はキャリアスクール “SHElikes”の10期海外コミュニティのメンバーをインタビュー取材したものです。 海外の魅力に触れたメンバーの紹介を通して、この記事を読んでくださるみなさんが少しでも海外に興味を持ってもらえるきっかけになれば幸いです。

SHE:SHElikesの略称、SHEメイト:SHEの受講生、サポ隊:コミュニティサポートメンバー


ジャスミンちゃんのプロフィール

【プロフィール】
高校卒業まで出身地の沖縄県で過ごし、大学では中学教員の免許を取得しながら日本語教員養成課程も修了。日本で中学校教員として働いた後、夢だった海外移住を叶えるためコロナ禍にシンガポールに移住。2年のシンガポール生活を終え2023年3月に一度帰国し、SHElikesに入会。2024年1月にはマレーシアに移住し、現在は現地企業で会社員として働きながら、SHElikesでライティングやデザインを勉強中。

わたしの軌跡。他人軸から自分軸へ。

狭い世界で生きてきた"部活少女"。

沖縄で生まれ育ち、中高生時代はハンドボールに明け暮れるいわゆる"部活少女"だったんです。県の選抜選手にも選ばれ、キャプテンもしていました。
そのまま大学もハンドボールの推薦で進学しようと考えていたのですが、高校最後の試合で怪我をしてしまい、それが叶わなくなってしまいました。
スポーツを続けていきたかったので、選手として関われないのならば、指導者としてハンドボールを教えるのも良いなと思ったんです。それでスポーツ指導をしていくために、大学では教職の免許を取ることにしました。

ジャスミンちゃんの故郷、沖縄。


中国の広州で初の"海外に住む"経験。

大学時代は、県外に出てこれまでの様々な縛りから解放されて自分の幅が広がった時期でもありました。自分の思うままに色々な新しいことに挑戦出来たんです。
その1つが中国との交換プログラムで、海外に住むという経験はこれが初めてでした。約1か月間、中国・広州の大学で現地の学生に日本語を教え、逆に現地の学生から中国語を教わるという内容でした。

中国に行く前は、反日の人が多いのかな?とか正直言うとあまり良い印象がなかったんです。でも実際に行ってみると全然そんなことはなく、むしろみんな優しかった。私を「日本人」として見ているというよりかは、1人の人間として見てくれている感覚があって、それが印象的でした。

それから、近所の人たちが豚を飼っていたり、学生寮に洗濯機が1つも無かったり、日本での当たり前がここでは当たり前じゃないんだなというのを目の当たりにし、衝撃を受けました。
日本と地理的にも近い同じアジアの国なのに、実際に住んでみたらこんなにも違うんだ!と日々驚きの連続でした。
欧米の国々は物理的に日本と遠いので、文化が全く異なっていても納得するのですが、アジアの中でもこんなに文化や考え方が違うんだ!と良い意味で驚きましたし、アジアの国々に一気に興味を持ちましたね。

中国の学生に日本語を教えるジャスミンちゃん。


やっぱり諦めきれなかった海外生活|シンガポール移住

地元沖縄から離れて、色々な挑戦をした大学生活は楽しかったけれど、もっと遠い場所、もっと外の世界に出たいなと思っていました。
海外就職も考えてはいたのですが、社会人になる年にちょうどコロナが始まったんです。海外に行きたいなという思いもありつつ、一旦は日本で就職することに決め、新卒で中学校の教員として働き始めました。

それから1年経って、仕事は充実していたのですが、やっぱり海外に行きたいなという思いは消えず。いつまでこの状況が続くのか?もう落ち着かないのではないか?と不安な気持ちにもなりました。
でも、このまま海外移住を諦めるのではなく、もし現実的に不可能でないならば一旦飛び出してしまおうと決意しました。

そこから海外に行く手段を洗い出し、情報収集をして、最終的にシンガポールの日本人学校で採用していただき、移住することになりました。
シンガポールは治安も人も良く、物価は高かったのですが現地の暮らしにとても満足していました。
また、多民族国家ということもあり、どんな人でも受け入れてくれるような懐の大きい雰囲気がありました。
私のイメージでは日本人ってやっぱり島国で生きているからか、「この人は中国人、この人は韓国人、この人はアメリカ人だからこうだ」っていうステレオタイプが強いなと感じていて。シンガポールの人たちは国籍などで判断せず、多様性を受け入れてくれる方が多く、居心地が良かったです。

2年住んだシンガポール。治安の良い多国籍な環境。

一度日本に帰国、だけどやっぱり私の理想はここじゃない。

シンガポールに約2年間住んだのち、2023年の春に日本に帰国することになりました。
当時からお付き合いしているパートナーが、世界中を飛び回る仕事をしていることもあり、私も将来設計を色々考えた上での判断でした。
「教員」という安定した仕事を辞めて、地元に帰り、バイトとSHEを両立しながらの生活を数か月送りました。
最初は楽しかったのですが、小さな世界にまた戻ってきた感覚があって、他の人の目を気にして焦ってしまう自分がいました。気づいたらSHEで学ぶのも楽しくなくなってしまい、その状況に結構ストレスを感じていました。

だからもう一度、自分の理想ってなんだろう?ということを考え直すことにしたんです。そんな時にSHEのコミュニティイベントに初めて参加し、登壇者の人たちが輝いて見えて、私もそこに追いつきたいと思いました。
じゃあその理想ってどこで叶えられるのかと考えたときに私の答えはやっぱり”海外"だったんですよね。それで手探りで色々行動してみたら最終的にマッチしたのがマレーシアの現地企業でした。
そして今年の1月にマレーシアに移住し、ちょうど1か月が経ちました。

自分の心に従って生きたい

振り返ってみると、学生の頃は周りの大人たちの顔色を伺いながら生きてきた”優等生”でした。誰かの敷いたレールの上を歩く人生。「両親はこっちを選んだら嬉しいだろうな」とか、「部活の顧問の先生はこれを望んでいるからこうしよう」とか。
でも、心のどこかでは「自分の意思で行動できる人間になりたい」という思いがずっとあったんだと思います。

それから、海外経験を通してどんどん"自分軸"で生きていけるようになった気がします。「私はこれが良い、私はこれがしたい、私の理想はこれだ!」という風に。そうやって自分の心に正直に生きているとやっぱり気持ちがいい。
思い切って日本を出てみて環境を変えたらやっぱり自分に合っていた。余白があって、ある意味自由なマレーシアでの生活が今のところとても気に入っています。みんな楽しそうに働いているし、仕事に対して悩んだり落ち込んだりしている人ってあんまり見たことがないんです。

現在住んでいるマレーシアで撮った写真

SHEに入会した理由

場所を選ばない働き方をするにはどうしたら良いんだろうと考えている時にたまたまSHElikesに出会いました。私は直観的にこれだ!と感じたら行動が早いタイプで、すぐに入会を決めました。

SHElikesでは、ライティングをメインに勉強しています。最近はデザインの魅力にも気づきライティングと掛け合わせて勉強すれば、今後の仕事の幅も広がると思い、デザインコースも受講しています。

今後のVision

1年間は今住んでいるマレーシアにいる予定です。
ただ、アジアが大好きなので東南アジア各国の生活も体験してみたいと思っています。短期的な旅行ではなく、1年くらい住んで現地のリアルな生活を感じられるような"暮らす"経験をしてみたいんです。

それからやっぱり子供が大好きで、子供・教育に関わっていきたいなという想いがあります。私は周りの人達に恵まれたこともあり、外の世界を知ることができて、人生の選択肢の幅が大きく広がりました。今の若い人達に色々な世界を見てほしいし、将来の選択肢を広げていってほしいなと思っています。
それから実は本も大好きなんです。小さい頃から本に囲まれて生きてきて、今でも週に1-2冊は読書をしています。いつか図書館とか本屋さんを創りたいなという夢も密かにあります。

SHEメイトさんへのメッセージ

自分の頑張りの成果が目に見える時もあれば、見えない時もあるし、それはSHEでの受講やスキル習得だけではなくて人生においても言えることだなと感じています。それぞれの経験は最終的に必ず繋がって一本の線になると思います。だから今やっていることは無駄ではない!

自分らしくないなとか、今までの自分だったら選択しないな、と思うようなことでも案外やってみると合っていたり、新しい自分を発見できることもあると思います。なので先ずは何ごとも挑戦してみてほしいです。

シンガポールを象徴するマーライオンと一緒に。

あとがき

ジャスミンちゃんの世界を広げてくれたモノや経験。小さい頃の読書、初めて海外に住んだ中国での経験、シンガポールへの就職、そしてマレーシア移住。
自分の理想に徹底的に向き合って、これだと決めたら、心に従って迷いなく行動しているところに彼女の本質があると思いました。
自分がなりたいものや、やりたいことが明確なのはとても素晴らしいですよね。けれどそれ以上に、自分の直観や理想を信じて進んでいくことの大切さを改めて感じられたインタビューでした。

ジャスミンちゃんの話を聞いていると、
「Follow your heart. :やりたいことをやる。自分の心に従う」というシンプルだけどパワフルな言葉を思い出します。

自分軸で生きていくことの楽しさ、ワクワク感。そして自分の理想に向かって歩いている時の想いの強さ。
穏やかな話し方の奥に潜む、真っ直ぐな心を感じました。

インタビュイー:Jasmine
執筆:Kiki
バナー制作:ズシン


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