モネが晩年暮らした家を訪ねに|パリから日帰りジヴェルニー
6月に両親が日本から旅行に来ていたこともあり、今回初めてジヴェルニーに行ってきました。
クロードモネが晩年を過ごしたお家があるジヴェルニー。
とてもとても良かったので是非noteでもシェアしたく、パリからの行き方から実際のジヴェルニーの様子まで書いて残そうと思います。
ジヴェルニー旅行記
パリからのアクセス
ジヴェルニーへのアクセスはパリのサンラザール駅からTGVという高速電車に乗って約1時間。
TGVのチケットは事前にネットで予約しました。
平日の朝だでしたが、割りと電車の中は人が多かったです…!
ノルマンディー方面への列車は、こちらのサンラザール駅から出発します。ちなみにこのサンラザール駅はモネも何枚か描いている、現存するパリ最古のターミナル駅です。
VERNON駅という小さな駅に到着。
駅の出口を出るとすぐ目の前にジヴェルニー行きのバス停があります。
片道1人5€、往復で10€のチケットを運転手さんから直接購入します。
「現金の方が早いから、現金おすすめだよ~(現金で払ってね)」と言っていました。
バスがいっぱいになったところで出発。約10~15分ほどでモネの家の近くに到着します。バス停からモネの家は歩いて4、5分です。
念願のモネの家とお庭
6月中旬の朝、まだ肌寒く朝露を含む空気でした。
小さい林の中のバス停から歩いて5分。
モネが住んでいた邸宅への入り口に到着。
まずは、庭園から見学しました。
(ここからは写真多めです)
晩年、このジヴェルニーで庭造りに夢中だったというモネ。植物の種類も本当にたくさんでとても丁寧に手入れされていました。
モネのこの庭への愛と、それを受け継いで育て続けている人たちに感動。。。!
両親と「これは〇〇の花かな?」「△△に似ているけど、ちょっと違うね」と、植物を1つ1つ見て花の名前を当てながら庭歩きをしました。
本当に丁寧に手入れされているのがよく分かるほど、どの植物も元気に伸び伸びと育っていました。
ここから、モネが実際に暮らしていた家の中にお邪魔します。
モネの家には所狭しと日本の浮世絵が飾られていました。浮世絵と部屋のインテリアはミスマッチな感じもありましたが、モネの日本美術への愛に感動したのと同時に日本人として嬉しい気持ちになりました。
そしてそれぞれの部屋には大きな窓が沢山ついており、そこからガーデンが見えるようになっているのですが、部屋からみたお庭もそれはそれは美しく、ここからモネも幸せな気持ちで眺めていたのかなと当時のモネに思いを馳せました。
好きなものに囲まれている暮らしって本当に心を満たしてくれますよね。自分の住んでいる場所も好きなものだけで溢れるように、少しずつ手に入れて、集めて、作っていきたいなと思いました。
可愛いもので溢れているギフトショップ
元々モネのアトリエでもあった場所を改装し、今はギフトショップになっています。
光が沢山入るような屋根で、このアトリエでモネはオランジュリー美術館に展示されている『睡蓮』の制作も行ったそうです!
オランジュリーの睡蓮の部屋も、光の取り入れ方が面白い天井になっているのですが、こちらも同じような薄いヴェールがかかったような天井になっていました。
そして、何といっても魅力的なお土産、製品が沢山ありました。
あまり写真を撮っていなかったのですが、本やタオル、キッチン用品、ポストカードやポスターなどなど。
モネ関連の製品もあれば、ノルマンディー地域ならではのお土産もありました。
その中でも良いなと思ったのがこちらの種です!
こちらはモネの家のガーデンで栽培されている花の種がミックスになっているもの。いくつか種類があり、花の色ごとに分かれていました。
モネの家ならではの素敵なお土産だなと思いました。
(もし日本に持って帰る場合は入国の際に注意が必要です)
モネと彼の家族が眠るお墓
モネの家から歩いて15分のところにある小さな教会の中に、モネと彼の家族のお墓があります。
もし時間があれば、ジヴェルニーの可愛らしい街を散策しながらこちらも是非訪れてみてください。
ずっと行ってみたくてSNSやネットで何度も写真や動画を見ていましたが、自分の目で実際に見ると感動が何倍にもなります。
パリの美術館で何度も見ていたモネの作品たちがとても好きだったので、実際にモネが目にしていた景色や住んでいた家を見ることができて感激でした。モネをより近くに感じましたし、またオランジュリー美術館やオルセー美術館に絵を観に行きたくなりました。
ジヴェルニーはパリから少し足を延ばせば行ける距離にあるので、印象派が好きな方はぜひ訪れてみてください!
▼ミニVlogもアップしたので宜しければご覧ください♡
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