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【音楽ジャンル】Neue Neue Deutsche Welle / New "German New Wave"

まず80年代のドイツのNew Waveを示す"Neue Deutsche Welle"(略称NDW)という言葉があって、更にNeueを足したジャンル用語。NNDWとも。
二年くらい前から見かけるようになったけど、どれくらい浸透してるかはよく分からない。
他のシンセポップの類いと明確な区切りはないのですがNDWに直に繋がるというよりは2010年代のSynthwaveやIndie Rock/Post-Punk、具体的にはLust for YouthやBlack Marbleの流れの音楽性で、それ程80's New Waveのマナーは前面には出てこない。
全体的に音作りのクオリティが高く、メランコリックだけどエモくてしっかりしたボーカルライン、何よりドイツ語で歌われているのが特徴的(でも英詞だとこの括りから外れるという訳では無さそうです)

Einstürzende Neubautenが結成当初(1980年かその前辺り)、周りは英語で歌うパンクバンドばかりだったからドイツ語で歌い始めたとインタビューで語ってるのを見た覚えがあるけど、NNDWの人達も英語圏にも届く音楽性であってもあえてドイツ語でやるという所に気持ちを乗せてるのかも。

作ってる人達は二十代前半中盤でリスナーも若い。
音源は配信やBandcampなどでフィジカルで出してる人は少ないです。

Edwin Rosen - leichter//kälter

この人が言い出した言葉らしい。アルバムはまだ無いけどドイツ国内で非常に人気がある。
↓2020年一月に初リリースした曲。


Flawless Issues - Alone Tonight

この曲大好きです。音楽性はリリース毎に生演奏の比率が高まってロック寄りになりつつありますがそれも良いです。


diggidaniel - Haut an Haut

今回の記事の中でこの人が一番好きです。
全曲ハズレなし。


Nils Keppel - Find dein Glück

この人も人気あります。曲調にも幅がある。


Konstantin Unwohl - Experimente mit Auftrieb

この人は初7インチがKernkrachで、LPがaufnahme + wiedergabeからだったりと他と少し文脈が違いますが、リスナーは結構被ってるかなと思います。こだわったシンセの音も気持ちいいです。


Leuchtstoff - Einfach Sein

一曲だけ公開されてそれっきりかも?


Drückeberger - Bett Aus Angst


Larasüß - raum

他とちょっと違ってローファイな音作りで好きです。


gaslightt - lichter (feat. Traumatin)


Fiasko Leitmotiv - Hanako

花子?この人達はバンド編成です。


Streichelt - Alle 13 Tage


YouTubeや各種配信で、Neue Neue Deutsche Welle と検索するとプレイリストがいろいろ見つかります。

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