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中国インバウンド人気店に選出された「京都勝牛」と「葱太郎」、その共通点は?

先日、「牛カツ 京都勝牛」(京都4店舗と東京1店舗)および「葱太郎」(京都第一ホテル店)は中国「大衆点評」に「2018年年間優秀店舗賞」に選ばれました。

「大衆点評」は6億人の登録ユーザー数、2.5億人のアクティブユーザー数を誇る中国最大の口コミサイトです。グルメ、ショッピング、観光スポット、ホテルなど衣食住遊に関する情報を提供しています。調査によると海外旅行する中国人の約半数はこのサイトの情報を参考にしています。

今回は上記受賞店舗の利用者コメントを分析して二つの店の共通点について考察しました。
■評価ポイント
評価項目の「味」「店の雰囲気」「サービス」、「コストパフォーマンス」においては、どれも4ポイント以上獲得(5ポイント満点)

■客層
カップル(20代、30代が多い)、ファミリー、友人同士といった個人旅行のお客さんがほとんどである。

■来店目的、きっかけ
「大衆点評」の評価がよかった。
友人ブログの写真は美味しそうだった。
駅、宿泊先に近かった。

■良かったところ
美味しい。
お店がきれい。雰囲気が良い。
入店待ちの列が長いが注文してから料理が出てくるまでの待ち時間が短い。
銀聯カードなどで決済可能。

■残念なところ
店員は中国語も英語も話せないのでコミュニケーションが取れない。
言葉が通じないので肉の揚げ加減を頼めなかった。

□総括
近年、査証発給要件の緩和に伴って日本は中国人海外旅行先の人気国トップ3になりました。特にアニメと和食ブームの影響により20代~40代の個人旅行者は中国の訪日旅行者数の半分以上占めているような統計データが出ております。彼らは流行に敏感で事前に情報収集し、行きたいところへ行き、食べたいものを食べ、そしてSNSに写真や感想をアップします。もちろんお店の味は決め手ですが、中国語表記、写真OK、中国流の決済方法(この世代は中国ではほとんど現金を持たない)が可能なお店はさらに好まれます。特に中国語や英語などの外国語メニューがあればお店の良さがもっと伝わります。

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