映る世界
雨上がりに見つけた水滴を撮ると、外側の世界が写っているのを見ることができます。最近のカメラレンズは高精細なので、鳥の目も、拡大すると周囲の景色が映っていたりします。
余談ですがわたしは鳥が大好きで、この時期はメジロを撮りに桜並木に行くのですが、晴れの日はたくさんいるメジロも、雨や強風の日には姿を見せません。野生で生きる彼らは、人間のように1日3食決まった時間に食べることもなく、お腹を満たせる日もあればそうでない日もあることは織り込み済みなのでしょう。それでも、メジロたちがお腹空かせていないか心配になります。
外の世界は目で見ていますが、目はただの入り口で、その世界に意味を持たせるのはもっと奥。頭なのか心なのかは不明ですけれど。ちなみにハワイ語には心を表す「ハート」に対応する言葉はありません。なので、心を言いたいときは代わりに心臓を表す「Puʻuwai」を使ったり、または考えたことや感じたことそのものを表す場合には「Manaʻo」という言葉を使ったりします。
心を表す言葉がないということは、感情を心で感じるというとらえ方をしていなかったということなのでしょう。日本語でも、心というのはとてもあやふやですし、まぁ難しいといえば難しい。
同じものを見ていても、その時の気持ちの持ち様でいくらでも変わる。今、あなたの心に映る世界はどんな状態でしょうか。
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