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内からにじみ出るもの

『個性的であれ』というのはよく言われる言葉ですが、個性を磨こうと思ったとき、何をすると良いのでしょうか。

そもそも、個性とはなんでしょう?

個性とはいくつかの言い回しがありますが、個人の特徴として「他者とのちがいが認識されるもの」を個性と言うようです。生まれながらに備わったもの、成長過程で得られていくもの。それにより個々の人がもつ性質が作られていくのでしょう。

おそろいの法被を着て同じように髪をまとめても、奏でる楽器はそれぞれ違う。

そうすると、わざわざ個性的であろうとせずとも、それぞれの人は個性的だとも言えそうです。

先日のお祭りで見たお囃子の演奏者さんたちは、みなさん同じ法被を着て同じように髪をまとめていましたが、担当する楽器はそれぞれ違いました。コール・ド・バレエも、同じ衣装でも個性が出ます。わたしはフラを17年以上学んでいますが、同じ衣装で踊ってもそれぞれ個性が出ます。

それは、「わたし」というベースがあるから。

人と違うからと悩まなくても良いし、人と違うようにわざわざふるまわなくても良い。個性的を目指さなくても、人とは同じにならないことが当たり前のこととして、広く浸透していきますように。

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