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価値観がひっくり返った日

ヘレン・ケラーが水を触って『水』を理解した瞬間、盲聾啞の彼女の価値観は180度ひっくり返ったと、子供のころに伝記で読みました。や、ぶっちゃけうろ覚えですが、確かそんな記述があったと思います。

実は、先週の半ば、わたしも同じようなことを経験しました。本当に、自分の世界が180度ひっくり返るような気づきが突然ぽんっと閃いて、ものの見方が大げさでなく変わってしまいました。

昨年末から、大きな決断を迫られるようなことが続き、2月に入ってからは結構切羽詰まっていました。何を選んでも不正解のような、まさに一瞬先は闇という気持ちで日々鬱々していました。

そしてある選択をしようとしたときに、すごく気持ちが落ち込んだのです。わたし、全然幸せな未来が描けていない。そう思ってさらに落ち込みました。

と、その時、『あれ?これ、逆じゃない?幸せがわたしを選ぶのではなく、わたしが幸せだと思えばそれは幸せってことじゃないの?』

文章だと伝わりにくいのがもどかしい!でも、この言葉が脳裏を横切った瞬間、まるで水を浴びたかのように背筋がぴりっと引き締まり、心臓が跳ね上がりました。

自分が決めたら、どう転んでも幸せにしかならない。何を選んでも、わたしは幸せにしかならない。なぜなら、自分でそう決めたから。

人から見て完璧な幸せを、そういう状況を与えてもらえることを期待していた自分に気がつき、そしてその自分がひっくり返る気づき。大好きな友人が言っていた、『自分を信頼する』ってこういうことなのかと思いました。

言葉で表すのがとても難しい。けれど、自分が幸せかどうかなんて自分で決めることなんだってこと。それしかない。

例えば、今、目の前にあることが望む状況でなくても、後から振り返ったら、あの出来事があったから幸せな今があるってこと、一度や二度じゃなくありますよね。いわゆる伏線回収的なこと。だから目の前の出来事が、他人から見て幸せじゃなくても、それはそれで自分が幸せだと思えば幸せ。逃げてもいいし、方向転換してもイイ。自分で決めたらすべてOK。

すべては幸せな未来への準備。

いかに、今まで周囲の目を気にして自分で決断しなかったか、ということなんですけどね(笑)。

でも、今、ここで気づけて良かったなぁ。という備忘録です。


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