食べることは命をつなぐこと

いつくらいからか記憶にないのですが、「ギルティフリー」という言葉をよく聞くようになりました。罪悪感を感じなくて済むもの、そんな意味合いで使われています。体に良い素材を使ったスイーツを「ギルティフリー・スイーツ」と呼んで、罪悪感なく食べられることが売りになっていたりします。

だけど、よーく考えてみると、ちょっとおかしい。なぜ食べることに罪悪感を持つのでしょうか？

人間は食べることによって、日々の命をつないでいます。食べ物からエネルギーを取り込み、それを使って生きています。そうであれば、堂々と食べても良さそうなのに。

ベトナムのサービスエリアのフードコート。たくさんの人が何かしら食べていました。COMは「お米」という意味です。

冷蔵庫などが発達し、特に先進国では、命が必要とする以上に食物を摂る傾向があります。肥満が問題になるのもそのためでしょう。日本女性の理想とする体系は健康体重よりずっと軽く、女性たちの大きな関心事はダイエットだったりします。

食べちゃダメと思うと、余計食べたくなるのが定石。だったら美味しく食べてしまうというのも、ひとつの解決方法です。罪悪感は「罪悪」ではないのだから、どこかに投げ捨ててしまいましょう。