写真展のお知らせと写真展への準備 4×4 Photography vol.8
・気がつけば1ヶ月以上間が空いてしまった!
今年最初の写真展のお知らせ
・それはさておいて今年最初の写真展のお知らせです。
・というわけで4×4 Photography vol.8に出展します。
・場所や時間は上のポストの通りです。自分は毎週土日は在廊予定です。皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
・今回の写真展は全員127フィルムという現在ではちょっと珍しいフィルムを使った作品です。
・どんなフィルムかとか、どんなカメラがあるのかは自分の過去のnoteにあるのでご覧ください〜
写真展の準備をしよう
・127フィルムは前述の通り、現在手に入るものの現像やプリントを自家処理で行おうとするとちょっと難しいです。
・難しくなってしまう点として、現像時には127フィルムに対応している現像タンクが少ないこと、プリント時にはネガキャリアがないことが挙げられます。
・結局のところ、今回は現像もプリントも自家処理で行うことができました。
まずは現像
・フィルムを撮り切ったら現像をしないといけません。
・127フィルムに対応しており、安定して入手できる現像タンクはパターソン製のものになります。
・現在はジェットグラフさん等で取り扱っていますね。
・パターソンの現像タンクは127フィルムだけでなく、ほとんどのフォーマットで今一番入手性の良い現像タンクかなと思っています。
・フィルムを巻くリールが伸縮して127フィルムの幅にすることで対応しています。
・今回もこのタンクで127フィルムの現像をしました。
・リールを巻くためには少しコツが必要ですが、慣れてしまえばすぐに巻けるようになりました。
そしてプリント
・多分プリントをするというところが一番ネックになってくると思います。自分もそうでした。
・プリントするときに使用する引き伸ばし機にはフィルムをセットするネガキャリアという部品がありますが、この部品がプリントしたいフィルムとフォーマットによって異なってきます。
・さらに、メーカーや機種によっても異なり、流用が難しいパーツです。
・ものとしては金属の2枚の板でフィルムを押さえているだけのものです。
・当初の予定では6×6用のネガキャリアにケント紙等の厚めで丈夫な紙でマスクを作って、そこに127フィルムの4×4のフィルムを挟めばできるんじゃないかと思っていました。
・しかし、今回使用していたフィルムはカールが強く、現像後に切り出したフィルムの真ん中は上手く押さえられても、両端の余白の少ない部分はうまく押さえられません。
・そんなわけでネガキャリアを作ることにしました。
4×4用のネガキャリアを作る
・前述の通り、ネガキャリアは金属の板2枚でフィルムを上下から押さえているような構造をしてます。
・要は4cm×4cmの正方形の穴が開いている金属の板を2枚用意すればいいわけです。
・そんなわけで、GW中にハンズに行って金属の板を購入し、さらに加工を依頼してきました。(渋谷のハンズにはお店で購入した木材や金属の加工をしてくれる工房が店内にあります)
・こんな感じで加工するための図面を描いて作ってもらいます。
・そして待つこと2日間・・・
・無事に図面通りに加工されたものを受け取ることができました!
・正方形に穴を開けた部分でフィルムを傷つけてしまう可能性があるため、断面の部分をカバーし、さらに2枚の板をパーマセルテープで貼り合わせることでネガキャリアの完成です。
・ちゃんとフィルムもネガキャリアに収まってくれました。
・そして引き伸ばし機にセットしてみます。
・ちゃんとセットできました!
・ただ、純正のものと違ってキャリアを挟んだところからの光の漏れが多いので、そこは紙でカバーするなどしてしっかり遮光が必要になってきます。
写真展の準備は続く
・そんなわけで写真展の準備のためにハンズに行ってネガキャリアを作ってもらうところからスタートしました。
・今はまだセレクト用のプリントをしている段階ですが、しっかりフィルムを保持しており、プリントはとてもしやすいです。
・気がつけば写真展の搬入まで2週間ちょっとになっていました。
・来週くらいからバライタ紙を使って展示用のプリントも作っていきます。
・どんな作品になったかは、ぜひ写真展に足を運んで見にきてみてください。
・自作のネガキャリアが気になった方向けにネガキャリアも持っていく予定です。
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